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詳細はhttp://waterclimb.jugem.jp/
タイム:7/21 銀山平7:12~入渓7:43~大ビラヤス沢出合11:04~大ヒカバ沢と滝沢の中間BP14:54
7/22 BP7:30~兎沢出合8:00~兎岳11:49-12:40~丹後山13:34~十字峡16:06
同行者:fuutaさん
●まとめ
本流の豊富な水量によって削られた釜や淵や岩壁はスケールが大きい。水の冷たさもあって水線通しの通過は難しい場面がいくつかった。ただ、巻きはどれも短
時間で済む。ゴルジュ内からでもどこかしらに弱点が見つかるので登下降にはさほどの苦労は感じなかった。最初の一手一足で工夫が必要な箇所が何度かあった
ので、その点は注意が必要と思う。
兎沢の前半は地形図上はゴルジュマークが続くものの、実際入ってみるとそれほど圧迫感は感じない。小粒な沢ながら豪快な大滝を抱えていて、詰めはヤブ漕ぎもなく爽快なフィニッシュを飾れる。なお兎沢の途中にもいくつかビバークできそうなポイントはあった。
登攀ではロープは一度も使わなかった。懸垂下降は4回ほどで、捨て縄は使わなかった。
今回のルート中には雪渓は皆無だった。稜線からは本流(滝沢)の上部に雪渓が残っているのが見えた。板倉沢は水の濁りが顕著なので、雪渓やブロックが相当に残っていると思われる。
■9/21
アプローチはクルマ2台を使った。前夜に1台を下山予定の十字峡に置く。もう1台で銀山平へと向かい、右岸側の適当な場所でテントを張った。
車止めの近くにクルマを置いて出発する。森林公園内の道を歩いているうちに朝の濃い霧はたちまち消えて快晴の遡行日和となった。坪倉沢から入渓して下るとすぐに本流へ合流する。
しばらくは開けたゴーロ歩きが続く。岩魚沢出合を過ぎて少しすると最初のゴルジュ「箱淵」が現れる。いっちょ泳いでみるかとロープを引いて水に浸かって数 秒後、あっさり戦意を奪われて退却する。水が冷たい。冷たすぎる! すごすごと右岸の巻きに入った。岩壁の下でトラバースして、淵の終わる辺りから15mほどの懸垂下降でゴルジュ内に降りた。
続く大釜の小滝は左壁に取りついて斜上し、そのまま滝上までトラバースで抜ける。豊富な水量すべてを集めて落とす釜の轟音と水流の勢いはすさまじく心を圧する。緊張させられる場面だった。少し進むとゴルジュは開けて明るくなる。
芝沢出合を過ぎるあたりからは明るい谷筋に断続的なゴルジュや釜や淵、小滝が現れるようになる。なるべく水線通しに行こうとするが、異常に水が冷たくてな
かなか水には入れない。泳げば簡単に抜けられそうな淵も巻きになった。とはいえ何度かある巻きはいずれも低く短時間で済む。大ビラヤス沢出合付近では降り
ては巻きを何度か繰り返したが、さほど苦にはならなかった。
なんの気の迷いか淵に入ってみようと試みた場面。当然のようにこの直後、反転して退却することになる。
水の濁りが気になっていたところ、白く濁った板倉沢の出合を過ぎると透明になった。水が綺麗になると気分も良くなってくるから遡行者心理とは安直なものだ。水は相変わらず冷たい。水際や水中の岩は全般に滑りやすくてゴーロ歩きでも気を使う。それでも時々こける。
大釜の小滝と続く8mのトイ状ナメ滝は手が出ない。左岸の樹林に入って懸垂で少し降り、草付きをトラバースして川に戻る。
2条10mの滝は左壁沿いのバンドに簡単に乗れる。途中で一手が出なくなるので、後ろから背中を支えてもらいバランスを確保して草をつかむ。残置ハーケン
があるのでこれも利用する。水流に近づいてみると、滑りやすい水際に足を置くのは危ないと見た。巻くことにする。水流から離れる方向へと一段上がり、ブッ
シュに入って滝上へ降りる。
詳細はhttp://waterclimb.jugem.jp/
タイム:マチガ沢出合6:34~武能沢出合7:32~十字峡8:25~峠沢出合11:00~登山道11:30-12:30~マチガ沢出合15:15
同行者:fuutaさん、Hさん
●まとめ
湯檜曽川の美味しいところだけ抜き出した日帰りルートに行ってきた。本谷を遡行し、峠沢出合近くの送電線巡視路を使って登山道に出るという内容だ。沢中は
短いもののロープを使う場面がいくつかあり、アプローチも長い。そのため日帰りするにはそれなりにスピーディな行動が必要となる。私たちのペースは早い方
だと思う。人数が増えたり初心者同行の場合は時間の余裕を見た方が良い。
●行動
T山岳会のHさんを迎えての3人で湯檜曽川を訪れた。私は一度は経験しているので最後尾に着き、はじめてのお二人に先行していただく。マチガ沢の出合近くのスペースまではクルマが入る。(ただし普通車だと腹をこするかどうかギリギリの路面状況だった)。
武能沢の出合までは登山道を1時間位で着いた。沢支度の3人Pが休んでいたところ、先に行動を起こして本流に降りる。
魚止めの滝の左壁はハーケンやスリングがベタベタ設置してあるが、なるべく触らずに登っていく。続くゴルジュは水に浸かるのを嫌ってまとめて巻いた。
白樺沢出合から先ではわずかな泳ぎや胸まで浸かる場面がある。気温が上がらないのでちょっと辛い。
入渓から十字峡まで1時間程度のペースで着いた。大倉沢や抱返り沢もそのうち登ってみたい。
多段のナメ滝はこの沢でも特に美しくさわやかな渓観スポットだ。水流と釜をちらちら眺めながらゆっくりじっくり、岩にフリクションを効かせて登っていく。天気がずっと曇りなのが惜しい。
2段20m滝の上段はロープを出して左壁を登る。今回のリードはずっとfuutaさんにしていただく。
七ツ小屋沢出合で休む。時間次第ではこの支沢を詰めることも考えていた。今回は余裕のタイムなので予定通り、本流の核心部へと入っていく。
10mの滝は飛沫を浴びながらバンドを斜めに登り、左壁を直登する。セカンドのHさんが登る時にロープが岩角に引っかかりそうになったがなんとか回避できた。
2段10mの赤い滝は上段でロープを出す。この沢ではたぶん一番難しい場所だろう。
詳細はhttp://waterclimb.jugem.jp/
タイム:発電所6:53~二俣7:43~600m付近(遡行中止)9:35~下山13:05
同行者:fuutaさん
●まとめ
枯松山東面の小滝沢に入ってみた。右俣(日影沢とも言うらしい)を遡行して左俣を下降する予定だったが、右俣の三俣手前で状態の悪い雪渓に出くわして逃げ
帰ってきた。二俣までの本流は登れる滝が一つあるくらいでおおむね平凡な渓相だった。右俣は目立った滝3つを高巻いた他は小滝がいくつかあった。遡行でき
なかった上部は急傾斜になり、遠目に見た限りではそれなりに厳しいと予想される。
●行動
発電所の手前に草地の広場があるのでクルマを置く。
地図にはない立派な橋が玉川本流にかかっているので利用させてもらう。最初の堰堤の少し上部まではクルマが入れ、駐車スペースも多少はある。
入渓して少し歩くと2つ目の堰堤があり、左岸から越える。
二俣まではほとんどゴーロの穏やかな沢筋が続く。小さなゴルジュと小滝というほどでもない落ち込みを通過する。
唯一の滝8mは右岸側のバンド沿いに直登できる。
二俣を右に入る。
沢が左に曲がる場所に2段20m大滝がかかる。一見して直登は無理なので、右岸の樹林からの高巻きに入った。岩場の下あたりで右にトラバースしていくと
ちょうど落ち口に出られた。なおこの滝を下降時に観察したところ、下段を登って左岸から入る支沢に入ると楽に巻けそうに見えた。
続く8m滝も登れない。左岸の急斜面のブッシュに取り付き高巻く。沢に戻ると小さなゴルジュとなって腹まで水に浸かる。
開けた沢を少し行くと、堂々とした2段15m滝がかかっている。これも登れないので、左岸の草付きから高巻いて懸垂で降りる。
小滝をいくつか越えると空気がひんやりとしてきた。水も冷たくなって白いモヤが上流からただよってくる。雪渓の登場だ。
なかなかに最悪な形でスノーブリッジとブロックが谷を埋めている。
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