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2014年9月22日 (月)

越後三山/北ノ又川シッカイクラ沢兎沢 [沢登り] 2014/9/21-22

詳細はhttp://waterclimb.jugem.jp/

タイム:7/21 銀山平7:12~入渓7:43~大ビラヤス沢出合11:04~大ヒカバ沢と滝沢の中間BP14:54
    7/22 BP7:30~兎沢出合8:00~兎岳11:49-12:40~丹後山13:34~十字峡16:06
同行者:fuutaさん

●まとめ
本流の豊富な水量によって削られた釜や淵や岩壁はスケールが大きい。水の冷たさもあって水線通しの通過は難しい場面がいくつかった。ただ、巻きはどれも短 時間で済む。ゴルジュ内からでもどこかしらに弱点が見つかるので登下降にはさほどの苦労は感じなかった。最初の一手一足で工夫が必要な箇所が何度かあった ので、その点は注意が必要と思う。

兎沢の前半は地形図上はゴルジュマークが続くものの、実際入ってみるとそれほど圧迫感は感じない。小粒な沢ながら豪快な大滝を抱えていて、詰めはヤブ漕ぎもなく爽快なフィニッシュを飾れる。なお兎沢の途中にもいくつかビバークできそうなポイントはあった。

登攀ではロープは一度も使わなかった。懸垂下降は4回ほどで、捨て縄は使わなかった。

今回のルート中には雪渓は皆無だった。稜線からは本流(滝沢)の上部に雪渓が残っているのが見えた。板倉沢は水の濁りが顕著なので、雪渓やブロックが相当に残っていると思われる。

■9/21
アプローチはクルマ2台を使った。前夜に1台を下山予定の十字峡に置く。もう1台で銀山平へと向かい、右岸側の適当な場所でテントを張った。

車止めの近くにクルマを置いて出発する。森林公園内の道を歩いているうちに朝の濃い霧はたちまち消えて快晴の遡行日和となった。坪倉沢から入渓して下るとすぐに本流へ合流する。

しばらくは開けたゴーロ歩きが続く。岩魚沢出合を過ぎて少しすると最初のゴルジュ「箱淵」が現れる。いっちょ泳いでみるかとロープを引いて水に浸かって数 秒後、あっさり戦意を奪われて退却する。水が冷たい。冷たすぎる! すごすごと右岸の巻きに入った。岩壁の下でトラバースして、淵の終わる辺りから15mほどの懸垂下降でゴルジュ内に降りた。


続く大釜の小滝は左壁に取りついて斜上し、そのまま滝上までトラバースで抜ける。豊富な水量すべてを集めて落とす釜の轟音と水流の勢いはすさまじく心を圧する。緊張させられる場面だった。少し進むとゴルジュは開けて明るくなる。


芝沢出合を過ぎるあたりからは明るい谷筋に断続的なゴルジュや釜や淵、小滝が現れるようになる。なるべく水線通しに行こうとするが、異常に水が冷たくてな かなか水には入れない。泳げば簡単に抜けられそうな淵も巻きになった。とはいえ何度かある巻きはいずれも低く短時間で済む。大ビラヤス沢出合付近では降り ては巻きを何度か繰り返したが、さほど苦にはならなかった。


なんの気の迷いか淵に入ってみようと試みた場面。当然のようにこの直後、反転して退却することになる。

水の濁りが気になっていたところ、白く濁った板倉沢の出合を過ぎると透明になった。水が綺麗になると気分も良くなってくるから遡行者心理とは安直なものだ。水は相変わらず冷たい。水際や水中の岩は全般に滑りやすくてゴーロ歩きでも気を使う。それでも時々こける。

大釜の小滝と続く8mのトイ状ナメ滝は手が出ない。左岸の樹林に入って懸垂で少し降り、草付きをトラバースして川に戻る。


2条10mの滝は左壁沿いのバンドに簡単に乗れる。途中で一手が出なくなるので、後ろから背中を支えてもらいバランスを確保して草をつかむ。残置ハーケン があるのでこれも利用する。水流に近づいてみると、滑りやすい水際に足を置くのは危ないと見た。巻くことにする。水流から離れる方向へと一段上がり、ブッ シュに入って滝上へ降りる。





シッカイ沢出合から大ヒカバ沢出合までの区間が本流の核心部になる。壮麗な大岩壁を左右に見ながら、ゴルジュ内にいくつもの滝を掛ける快適な遡行を楽しむ。部分的には緊張する場面もあるが、特に困難もなく通過できる。


10m(15mとの記述も)の滝は左岸の側壁を登って巻いた。取り付きの2m位が少し難しいが上部は登りやすかった。

大ヒカバ沢出合を過ぎるとゴルジュは後退して穏やかになる。この辺からテン場を探し始めた。左岸側のやや高い河原に平坦な場所があったので泊まり場と決めた。対岸の枝沢で大量の流木が得られたので薪には困らなかった。

■9/22
テン場からは平凡なゴーロが続いてサクサク進み、30分ほどで兎沢出合に着く。滝を掛けるシッカイクラ沢を横目に、細い水流の兎沢へと入っていく。序盤は ゴーロと簡単な小滝が続く渓相で意外と平凡な感じだ。ゴルジュとはいってもそれほど側壁が高いわけではないので圧迫感は少ない。


しばらく行くと5mの釜のある2条の滝が現れる。左壁のバンド状をトラバースして滝頭へ近づいてみる。が最後の一歩のスタンスがない。思い切って落ち口へと飛び降りてクリアした。


次の小滝を巻き気味にかわすと、2段50mの大滝が広々とした空間に豪快に水を落とす。下段は乾いた左壁を思いのままに登れて楽しい。上段の直登も不可能 ではなさそうだが難しそう。ここは無理をせず右岸側の岩とブッシュのミックスを登った。鉄壁の防御を誇るシャクナゲの密ヤブを突破して落ち口へと向かう。


登れない小滝を右岸から巻くと2段20m滝に着く。左壁際のルンゼ状をノーザイルで登る。終わってみれば上下段ともホールド乏しくけっこう際どかった。ロープを出すべきだったかもしれない。

ゴルジュの終わりの6mほどの滝は、いけるかもと空身で取り付いてみた。しかしどのホールドをとってもツルツル滑るので登る気が失せてしまう。左岸を巻いて懸垂で降りた。ここの巻きはちょっと厳しいので、手前の二俣から中間尾根に乗るのが無難だろう。

滝上は開けて緩やかになりゴーロで高度を上げていく。鞍部に出る沢筋は途中で水がなくなってしまう。枯れた沢筋をたどって行くと谷は浅くなり草付きへと変っていく。ヤブ漕ぎもなく登山道へ飛び出した。

兎岳への120mの登りをこなして狭い山頂で大休止を取る。


丹後山までのゆるやかな尾根歩きは眺めも良く気分がいい。下りは急な道が延々と続いて一気に高度を落として林道へと飛び出る。三国川本流の圧倒的な水量と壮絶なゴルジュを眺めながら十字峡へと下山した。

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