飯豊前衛/大石川東俣川ブナイデ沢~末沢(下降) [沢登り] 14/07/28
詳細はhttp://waterclimb.jugem.jp/
タイム:林道ゲート6:57~林道終点7:55~570m二俣9:50~890m鞍部13:15~本流出合17:00~林道ゲート前17:22 ※林道ゲート前から末沢出合まではMTBで移動
同行者:fuutaさん
■まとめ
三吉ノ沢とほぼ同じ水量を合わせて東俣川に注いでいるのがブナイデ沢である。入渓から延々とゴーロが続く沢で今回はハズレかと思いかけた。しかし570m
の二俣を左に入ると様相が一変し、大小の滝が次から次へと現れる連瀑帯となる。大きめの滝はロープを伸ばし、小さめの滝はボルダー風なムーブを要求された
りといった具合で手ごたえがあって楽しめる。標高差230m位のこの区間だけで、来た甲斐があったと十分に思わせる面白さだった。今回は隣の末沢を下った
が、大境山へ詰め上げて玉川方面への登山道を使うのが下山ルートとしては無難だろう。
末沢は長いゴーロが続く沢で面白みは少ない。標高450-550m付近に核心のゴルジュと滝群があり総じて悪い。目だった滝はいずれも登れそうにないので、遡行するなら高巻きで苦労しそうだと感じた。
■行動
千代吉沢以来の東俣川だ。ゲート前のスペースに駐車し、MTBで林道を走る。道は無駄にアップダウンがあって疲れた。末沢出合付近にMTBを置き、林道終点まで歩く。
橋を渡ってすぐ三吉ノ沢へ降りる。合流点はやたらと狭く小さくこじんまりとして見えた。
進んでいくと沢は開けて明るくなった。砂利道のような平瀬が気持ちいい。
1:1の二俣は左のブナイデ沢に入る。ゴーロが続く。
6mほどの滝をシャワークライムで遊ぶ。すぐ脇を簡単に負けるので特に必然性のない登りではある。
地形図上の屈曲部分もこれといって滝はなく、今回ははずれかなと内心思っていた。詰めは最低鞍部を乗りこして末沢に降りるため、570mの二俣を左に入る予定だった。その二俣に着く。
滝を掛けて出合う左俣を前にしてようやく気分が揚がって来た。出合の滝は取りつきがハングしているがホールドは十分ある。念のためロープを出して右壁を登る。
続いて2段12mの滝もロープを出す。右壁を登り、落ち口に近い水中のホールドをつかんで水流をまたぐ。支点を作る余裕はなかった。上段は右のリッジを少し登ってやはり水流をまたぐ。ここも水中に良いホールドがあった。
またまだ続く。ドーム状の滝は階段状の下部に誘われて取り付きそうになるが、上部は微妙な感じなので思い直す。先行して左岸を巻き、上からトップロープを
垂らしてfuutaさんに試登していただく。結果はやはり上部が厳しく、リードで登るのはやめといた方がいいという結論だった。
10mの滝はfuutaさんが左壁をリードする。全般に階段状だが上部のスタンスは外傾ぎみでもろいので要注意だ。
多段の滝40m位を左岸から巻く。低山には似つかわしくないスケールの大きさを感じた。2段目までは難しそうに見えたので、3段目の下で復帰する。
その3段目は細かいホールドを拾ってのボルダーチャレンジといった趣だ。釜に2回落ちた後、空身でようやく突破した。4段目以降はやさしい。
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