« 2010.09.12北沢峠~甲斐駒ヶ岳 | トップページ | 2010.10.16~17柏原新道~鹿島槍南峰 »

2010年9月28日 (火)

2010.09.25~26上高地~重太郎新道~北穂高~パノラマルート

1r0012930 1r0013023 1r00130311r0013144 1r0013075_2 ①前穂を見下ろす
②槍が見えた
③常念と月
④屏風のコルから北穂
⑤前穂北尾根の上に富士 



1.山域・メンバー 
北アルプス・単独
2.行動記録
9/25 05:48上高地BT(1500)~06:09岳沢分岐(1520)~06:53河原に出る(1760)~07:58~08:19岳沢ヒュッテ(2180)~09:19カモシカの立場(2500)~10:39雷鳥広場(2840)~10:59~11:14紀美子平(2920)~12:57最低コル(2920)~13:10南陵の頭(3150)~13:22山頂の向かい(3190)~13:28~34奥穂高岳(3190)~14:19~43穂高岳山荘(2983)~15:15~21涸沢岳(3103)~16:30鞍部と思った所(2980)~16:45最低コル(2950)~18:10北穂高北稜(3100)~18:13北穂高小屋(3090)

9/26 06:25北穂高小屋(3090)~06:38南陵分岐(3080)~09:11涸沢ヒュッテ(2309)~10:22尾根に乗る(2400)~10:36屏風の耳分岐(2410)~12:07奥又白谷(1880)~12:52新村橋(1580)~13:06徳沢(1560)~13:50明神(1530)~14:39上高地BT(1500)

3.報告
 00:10沢渡岩見平。ここまで304㎞、4時間半。04:30頃タクシー無線の音で起きる。バスは連休運行で、05:18に乗った。(写真は下にあります)

 上高地BTに着くと、「登山届けを出せ」と言われた。会に出してるので、いいかと思ったが出した。その人が「良かった。奥穂のガスが切れた。」と言った。なるほど、低くたれ込めた雲が少し割れていた。稜線の強風を心配してパノラマモードだったけど、予定通り重太郎新道に進んだ。

 河童橋を渡り、明神散策路を岳沢分岐まで来ると、3人休んでいた。うち一人と紀美子平まで時々一緒になった。唐松林を登っていた登路が、風穴を過ぎた辺 りから岳沢を巻くようになり、白い河原に出た。岳沢の左岸を緩く歩き、赤い屋根が見え、河原を渡り岳沢小屋着。どん兵衛を食べ、外に出るとシタールの音色 がした。バイトの人が小屋で弾いていたと思う。上はガスガスだが、下は、上高地と岳沢の斜面が良く見えた。登るうち、上のガスも切れてきた。振り返ると上 高地の南にガスが残り、その上に乗鞍が見え隠れしていた。

 斜度が出て梯子を2~3回過ぎると、カモシカの立場に出た。休んでいると、岳沢分岐で会った松本の人が来た。カモシカの立場を過ぎると、また斜度が出 て、下りてくる人も多くなった。雷鳥広場を過ぎると、ガスが切れた。やがて鎖が連続するようになり、紀美子平にポンと出た。紀美子平は再びガスの中で、奥 穂から下りてきた人と言葉を交わした。ここは本当に展望がいい所なので見せてあげたかった。

 紀美子平の先、前穂の小尾根を越える所が若干足許が悪い。後は普通。最低コルの先でガスが切れ、常念が見える。ガスで人がいないときに、ヨーデルの練習 をする。前穂にヨーデルをぶつけるなんて贅沢だと思う。南稜の頭の手前も若干足許が悪い。あとは歩きやすい道だった。奥穂高の向かいのピークから涸沢をの ぞき込む。沢底なので日が翳り始めている。奥穂高の南側はガスの中。時折ジャンダルムが見え隠れする。北側の展望は開けている。常念が低く見える。その北 に大天井が続き、燕岳は黒い山肌に白い鳥のフンを載せたように見える。槍が見え隠れする。何枚も同じ写真を撮りながら下りていく。槍は美しいピークだが、 槍の肩がガスに隠れていると尚いい。今がまさにそうで、襟巻きを巻いたようだ。穂高岳山荘の下りでお腹が痛くなり、小屋でトイレを借りる。

 本当はここに泊まってもいいが、今日の気分は北穂なので、蕎麦を食べてすぐに出た。小屋前でテレビクルーが梯子にへばりついていた。この先は、楽勝のつ もりだった。北穂まで2時間半掛かるまいと思っていた。だから涸沢岳でのんびり休んだ。20分位居たと思ったら、6分しか居なかった。この先は道が悪いと 聞いていたが、奥穂高位だろうと思っていた。そしたらイキナリ道の両脇に「×」「×」マークが現れて、東側に長~い鎖が下がっていた。とても唐突でびっく りした。これを皮切りに、最低コルまで、ブツ切りにしたような登路が続いた。「○」マークに従うと却って怖いような気がした。リズムの取りにくい登路だっ た。そんな訳で、70㎏の自分はフラフラになり最低コルに着いた。その先、北穂までも鎖とかあったけど、登路の厳しさは若干和らいだ。

 予定時間を大幅に過ぎ、やっと歩いていくと、前方のピークに写真を撮っている人が見えた。やっと登路が落ち着いたと思いながら、その人の脇(南陵の脇) を通っていくと、またまた「×」が現れた。そして右下に巻道が付いていた。今考えれば松濤岩なのだが、その時は気持ちが折れそうになった。それでその人の 後について、巻きながら北穂の北峰に上がった。日は落ち残照がケルンを照らしていた。その裏が小屋だった。

 北穂小屋は、アラブのスーフィ-ズムの人が隠れ住んだ要塞とはこんなものか、と思うような作りだった。そこから見る景色は全てが低く、Camusの「幸 福な死(LA MORT HEUREUS)」に出てくる「世界を見下ろす家」を思い出した。部屋は「第4尾根の下段」で二畳使えた。外に出ると紅い月が出ていた。常念に懸かる 町の光を受けた月だった。夕食はショウガ焼で、写真を撮り忘れた。外に出ると月は高く上がり、白くなっていた。食堂に戻り、岡田さんと、オギウエさんと少 し飲んだ。夜半外に出ると月は中天に高く懸かっていた。冴え冴えとした星空の下に、松本と豊科の町が広がっていた。

 朝は、05:00前に電気が点いた。ザックを荷造りして外に出して、北峰に上がり写真を撮った。同じようなものを何枚も撮った。前穂近くに富士、 甲斐駒、北岳、仙丈、中央アルプスが広がっていた。中央アルプスは、前穂に少し隠れていた。八ヶ岳はしばらく雲の中だった。その北の丸っこいピークは浅間 だと思う。05:31常念の南に紅い光が出た。光は急激に大きくなった。写真を撮りながら槍の周りのピークを数えた。槍よりも、黒部五郎とか、後立山の小 さな姿に惹かれた。南陵分岐から涸沢への道は楽勝と思っていたが、鎖や梯子のいっぱいある、ごつごつした道だった。涸沢に下りるとヘロヘロになっていた。 この先怖い登路は沢山ということで、横尾に下ろうと思ったけど、暑くて直射日光を避けたいのでパノラマ新道に進むことにした。涸沢ヒュッテでおでんを食べ ていると、岡田さんがカメラザックを背負って下りてきた。自分より1時間遅く出てるはずなので、ショックだった。この辺りログが乱れてるのは庇の下でおで んを食べてたから。

 パノラマコースの入り口近くには大岩があり、そこに二人の女性が腰掛けて話をしていた。とてもいい絵だったので後ろ 姿を撮らせて頂いた。パノラマコースは、足許が悪い所はあるけど、北穂は振り返れるし、槍は覗けるし、涼しいしで、サイコーだった。足許に広がる横尾ルー トを見てると自分が偉くなった気がした。途中二人のおばさんとすれ違った。それで屏風のコルに出ると、白砂がパーッと広がって、明るい展望にびっくりし た。屏風のミミが気持ちよさそうな木陰を広げていた。明神の向こうに、富士と甲斐駒がまだ見えた。

 峠からはゴロゴロした道が印象的だっ た。奥又白谷を三度横切った。三度目に水が採れた。程なく奥又白谷沿いに道は下り始めた。氷壁のケルンを過ぎると、梓川沿いの林道に出た。明神まで行こう か迷ったけど、新村橋を渡り、林道に出た。徳沢では芝生の上に気持ちよさそうなテントが張られていた。この先先程の、おばさん二人に抜かれた。エッサホイ サと走っていった。明神まで歩いたときは、もうヘロヘロで、ベンチで休んでたら、ニセ山ガールに「おじさん少しずれて」みたいな事を言われた。だから上高 地は嫌いだと思いながら、明神岳が一番格好良く見える場所で写真を撮った。上高地BTに戻ったら、ちょうどバスが出る所だった。それで沢渡で風呂に入って 外に出たら雨が降っていた。自分はツイてる、と思いながら新潟に戻った。

4.感想
北穂は、いい小屋。自分に合ってる。 2010.09.27桃パパ

1r0012828 1r0012829 1r0012843 1r0012850 ①9/25 07:47ガスが切れた
②07:50岳沢小屋が見えた
③09:03上高地、奥に乗鞍
④09:30登路


1r0012851 1r0012865 1r0012868 1r0012879 ①07:39岳沢を見下ろす
②10:33ツアー客とスライド
③10:34登路
④11:40吊り尾根鞍部付近

1r0012881 1r0012896 1r0012908 1r0012917 ①11:48前穂北尾根
②12:03涸沢を見下ろす
③12:33 3070ピーク?巻かなかったと思う
④13:05北穂 奥に槍


1r0012920 1r0012922 1r0012927 1r0012928 ①13:07前穂を振り返る
②13:11南陵の頭付近で
③13:21北穂への稜線
④13:22山頂が見えた

1r0012930 1r0012933 1r0012955 ①13:22好きな写真
②13:24山頂とジャンダルム
④13:47北穂と槍



1r0012962 1r0012971 1r0012986 1r0012988 ①13:59涸沢を見下ろす
②奥穂高を振り返る
③涸沢岳から奥穂高を見る
④涸沢岳山頂



1r0012994 1r0012995 1r0012997 1r0013001 ①15:21涸沢岳から北穂を見る
②15:38鎖が一段落した。この上が怖かった。
③15:43前穂の向こうに富士
④15:43涸沢





1r0013003 1r0013004 1r0013005 1r0013023 ①16:01スライド
②16:01涸沢岳を振り返る
③16:19北穂
④17:13槍が見える



1r0013025 1r0013028 1r0013029 1r0013030 ①17:27前穂、奥に富士
②17:41稜線
③18:10北穂の残照
④18:16紅い月


1r0013031 1r0013032 1r0013033 ①19:07常念と街の灯り
②19:22今日のつまみ
③19:22小屋の赤ワイン




1r0013036 1r0013039 1r0013041 ①19:57岡田さんとオギウエさん
③20:28北穂小屋内部
④20:46夜の蝶ヶ岳



1r0013048 1r0013059 1r0013060 1r0013070 ①9/26 05:11富士と前穂
②05:27槍と大キレット
③05:27富士と前穂
④05:32日の出


1r0013075 1r0013086 1r0013092 1r0013094 ①05:34富士と前穂
②05:38南稜と奥穂
③05:43小屋で仕事する人
④05:55槍


1r0013096 1r0013098 1r0013100 1r0013101 ①06:25槍
②06:26穂高
③06:26笠ヶ岳。奥に白山
④黒部五郎とか



1r0013102 1r0013104 1r0013105 1r0013106 ①06:26後立山が見える
②06:29松濤岩と穂高
③06:40涸沢岳と奥穂
④06:47奥穂前穂



1r0013107 1r0013108 1r0013109 1r0013110 ①06:50北穂を振り返る
②06:50富士と前穂
③07:03南稜ルート
④07:16南稜ルート


1r0013113 1r0013114 1r0013117 1r0013119 ①07:52富士と前穂北尾根
②07:53南稜ルート
③08:54涸沢
④09:16涸沢ヒュッテを振り返る


1r0013120 1r0013142 1r0013145 1r0013147 ①09:16岩でくつろぐ人達
②10:24屏風のコル付近
③10:31屏風のコル付近から
④10:33梓川を見下ろす。尾根上に北岳、甲斐駒、富士が消え残っている。


1r0013152 1r0013162 1r0013163 1r0013166 ①11:18パノラマルートを振り返る
②13:08徳沢のテン場
③13:13明神岳。一番好きな角度から
④14:31河童橋




1r0013167 Gps20100926 14:34岳沢
   以上  2006年9月2~3日重太郎新道~奥穂高                   
                    2010.09.30桃パパ

« 2010.09.12北沢峠~甲斐駒ヶ岳 | トップページ | 2010.10.16~17柏原新道~鹿島槍南峰 »

」カテゴリの記事

コメント

写真、どれもいいですが、2番目の街の光がとても綺麗ですね。なんか海みたい。
もうアルプスは寒いでしょうね

お疲れ様でした。
良いお天気で素晴らしかったですね。

26日早朝はずっと稜の中に居たいと思う程でした。

そんな近くにいるなんて・・・
機会があれば北穂小屋でお酒飲みたいですね。

あにゃこさん、お疲れ様です。
常念の光の海はとてもきれいでした。
山の上は寒いですが、人は暖かいです。

LTQさん、お疲れ様です。
まさか北尾根を登っていると知らず、
一生懸命北尾根を撮っていました。
いつか、北穂小屋で飲みましょう。

この記事へのコメントは終了しました。

« 2010.09.12北沢峠~甲斐駒ヶ岳 | トップページ | 2010.10.16~17柏原新道~鹿島槍南峰 »