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2010年7月19日 (月)

2010.07.18針ノ木雪渓~針ノ木岳~柏原新道

1.山域・メンバー 後立山 単独

2.行動記録 05:22市営駐車場(1390)~05:39扇沢駅(1420)~06:38大沢小屋(1680)~07:12雪に乗る(1840)~09:13~17針ノ木峠(2536)~10:24~37針ノ木岳(2820)~11:28スバリ岳(2752)~13:15赤沢岳(2677)~14:10鳴沢岳(2641)~14:44新越山荘(2460)~15:34岩沢小屋岳(2630)~16:47~51種池小屋(2450)~18:13ケルン(1760)~18:55柏原新道入口(1340)~19:12市営駐車場(1390)

3.報告
 全然寝れないので、0:00前に高速に乗った。扇沢の市営駐車場には、03:00頃着いたけど、やっぱり寝れなかった。

 支度して、ちょっと考えて、アイゼンを置いた。疲労を軽減するためと、体調的に途中撤退含みなので。駅の左手から登山道に入る。初めの方は3~4回林道と交差するので、注意が必要だ。沢と交差する所に小さな橋が2本ある。最初の沢でタオルを濡らして頭に巻く。大沢小屋で、雪渓の状態を聞く。その先しばらく夏道。1800mで雪に乗れそうだが、沢身も出ており、大事を取って左岸の夏道を行く。一部、岩のバンドを使う所で、石転沢の赤滝をマイルドにした感じ。1840mのしっかりした所から、雪に乗る。

 待望の冷気。なだらかな雪で、斜度は本石転びの出合位か。スプーンカットが出来掛かっている。白馬と比べると、葱平程、急な所はない。あと、斜度が白馬より平均的だと思う。本流が南に曲がる所から少し斜度が出る。皆アイゼンを着けているけど、自分の感覚だと、今日の雪で登りで使うなら、ピッケルだけでいい。目を上げると、白い雪の上に、梅雨明けらしい真っ青な空が広がっていた。
 それで、針ノ木峠に上がると、正面に富士が見え、「おお!」とか言って、写真を撮った。その時ストックを手から離して、忘れそうになる位、きれいだった。八と南アルプスも見えた。針ノ木岳への道は尾根の北側にトラバース気味についていて、何カ所か雪を横断した。この辺り、暑さと寝不足で、ちょっとした段差で頭がクラクラしたけど、雪を採って頭に巻いたタオルに入れると、楽になった。
 針ノ木岳では、富士から白馬までの大展望で、腰を下ろしゆっくり見たかった。高瀬ダムの湖面の奥に槍が見え、北鎌が見た目はおとなしそうに続いていた。針ノ木岳の下りは、険しいと聞いていたが、想像以上だった。高度を下げると暑さも厳しくなった。東側の針ノ木雪渓が、目に涼しく、西側の黒部湖は、黄色く濁ったように見えた。
 スバリ岳からの下りも険しかった。赤沢岳までの登り返しも長く、水もあと500ccで、バテ気味だった。風がなくムッとするような暑さだった。赤沢岳まで来ると、黒部湖を北東から見る感じで、展望が立体的になった。赤沢岳から鳴沢岳までは、歩きやすい道だった。
 鳴沢岳に着くと10人位休んでいた。なんでゆっくりしてるんだろうと思ったが、下り始めて、険しいから休んでいたと、判った。険しい部分は標高差で100mも無かったと思う。新越山荘でコーラを買って、水を1.5L補給して外に出ると、ガスに入っていた。岩沢小屋岳までは思ったより早くついた。この先は距離は長かったけど、ガスで暑さがやわらぎ、楽だった。途中、雷鳥が砂浴びをしていて、近づいても全然逃げなかった。道は尾根の裏側を使ったりして、今までより格段に歩きやすかった。ガスが切れると、尾根を一つ挟んで、山腹に柏原新道が見えた。種池小屋に近づくと、キヌガサソウが多く出てきた。種池小屋でコーラを買って飲んだ。
 この時間でも登ってくる人が居て、ガラ場まで二人の単独行とスライドした。ガラ場に少し雪が残っていた。この辺りで針ノ木雪渓が見え、感慨深かった。ガラ場の先で夫婦連れとスライド、最初熊の気配と思い、「ほういほうい」と声を出した。1790mケルンがなかなか出てこなくて、出てきたときは、「まだケルンなの?」という感じだった。ケルンの辺りから扇沢駅が見えた。沢音が聞こえ、沢音が二つになり、段々大きくなり、登山口に出た。明るいうちに駐車場に着き、残ったペットボトルの水で体を拭いた。辺りが、薄暗くなる中、今日の山を見上げるのは幸せだった。途中まで、登山者と話しながら帰った。 2010.07.18桃パパ

4.感想
距離はなく、アップダウンは多め。針ノ木雪渓と柏原新道は、登りやすく、下りやすい。展望が素晴らしく、1日で回るより、1週間位滞在してスケッチしたい。


Gps20100718 1r0011523 左 距離は長くない。アップダウンはある。

右 07:01 1800m付近で、雪に乗りたいけど我慢した。




1r0011531 1r0011532 左 08:11スプーンカットが出来かけている。

右 08:11斜度は平均的で、歩きやすいと思う。




1r0011537 1r0011540 左 08:52皆さんアイゼンを着けている。マナクボ沢出合の上位

右 09:00小屋直下。梅雨明けらしい青空。



1r0011542 1r0011545 左 09:10針ノ木雪渓を振り返る

右 09:19富士が見える。






1r0011552 1r0011560 左 09:26雲が上がってきた

右 09:29針ノ木岳への登りで見る稜線。トラバース気味の道で、雪を横切ることも多い。




1r0011566 1r0011573 左 09:58美しい展望

右 10:14蓮華岳と針ノ木峠




1r0011576 1r0011578 左 10:24好きな写真

右 10:25船窪岳の奥に高瀬ダムと槍



1r0011582 1r0011583 左 10:26スバリ岳以北

右 10:26蓮華岳と針ノ木雪渓




1r0011588 左 10:27針ノ木岳にて自分。腹が出ててショック。

右 10:28針ノ木岳山頂からスバリ岳。ここからの下り初めは相当険しい。



1r0011590 1r0011591 左 10:29針ノ木岳山頂。滞在して、ここからスケッチしたい。

右 10:29針ノ木岳山頂から立山連峰方面。左は薬師岳。



1r0011602 1r0011603 左 10:52針ノ木岳からの下りで振り返る。ここは緩い方。この上が険しい。

右 11:02スバリ岳。左の針のような突起があり、その右側を通る。



1r0011604 1r0011606 左 11:02蓮華岳と針ノ木峠

右 11:16針ノ木岳とスバリ岳の鞍部付近から。針ノ木雪渓上部が少し見える。ここら辺は暑かった




1r0011607 1r0011610 11:18針ノ木雪渓

11:20シャクナゲ




1r0011611_2 1r0011612 左 11:20スバリ岳と剣

右 11:29針ノ木岳を振り返る。




1r0011615 1r0011617 左 11:29スバリ岳から赤沢岳

右 11:31スバリ岳から南西方面




1r0011626 1r0011632 左 12:21スバリ岳を振り返る

右 13:15赤沢岳にて。黒部湖の両脇に立体的な山波




1r0011635 1r0011637 左 14:02なんとなく雲の具合が良くて撮った写真

右 14:06これもなんとなく撮った。好きな写真。この頃、風が僅かにあった。



1r001642 1r0011647 左 15:45雷鳥のつがい。砂浴び?をして近づいても逃げなかった。雷鳥も暑かったのだと思う。

右 16:18キヌガサソウ。種池小屋に近づくと、多くの花が出てきた。もっと見事な花が多くあった。


1r0011649 左 17:11柏原新道の下りから針ノ木雪渓。ガスの中に針ノ木岳とスバリ岳

右 登山者。

 

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コメント

桃パパ様
 ご無沙汰していて突然すいません。H20.10.19-20.に飯豊、御沢から本山1泊で女性歯科医の木村さんという方と3人で歩いたときの米澤です。ときどきHP見せていただいていましたが、今回の針ノ木岳は驚きました。私と出発が1分程度しか違わずに同じ日、扇沢から針ノ木を目指していたからです。私が登山者カードを書くテントを出たのが5:38、大沢小屋が6:45なので、テントの前後かその少し後で抜かれたことになります。全く気づきませんでした。テントでは係の人からストックにキャップがないことを指摘され、その後でルートの写真などを見せてもらって出発しましたが、そのときいた人かな、とか、少し歩いたところで小用を足していたときに抜いていった人かな、とか、沢で一息入れていたときに抜いていった人かな、等と思う次第です。わたしは頭に白いタオルを巻き、モスグリーンのズボンと紺色っぽいTシャツ、赤のザックで登っていました。結局山頂には11:32着ですので桃パパさんに1時間以上も遅れてしまいましたから、桃パパさんの健脚には恐れ入ります。好天の山頂からスバリ岳や赤沢岳のアップダウンを見ただけで日帰りどころか、泊まってでも大変だと思って向かいの蓮華岳を登ってから雪渓をおり、18時に駐車場に戻りました。蓮華岳はコマクサが群落をなし、きれいだったのと雪渓の下りの楽さが楽しかったです。
 2年前に本山小屋で夜にダイグラの様子を詳しく聞かせてもらったものの、いまだに勇気が出ずにダイグラは果たせていません。今年こそ、と思うのですが、どうなりますか。気力体力の問題だとは思いますが、尻込みしてしまいます。
 ところで、桃パパさんの文中に時々出てくる干しトマトは自家製ですか、売っているのですか?もし作れるなら、わが家の家庭菜園で取れるミニトマトで作ってみたいので、作り方を教えてください。
 また、どこかの山(まさか北アではと思って意識していなかったので、抜かれても気づかなかったので、飯豊だったらお会いできるだろうと思います)でお目に掛かりたいと存じます。  埼玉  米澤豊

米澤さん、お疲れ様です。あのときはありがとうございました。多分、最初の沢ですれ違っていたと思います。自分は、健脚ではないですが、長めに歩く方です。ダイグラは、地形図を読み込んでから行くと、歩きやすくなると思います。最近良く食べる干しトマトは、これです。→http://www.yuasagreen.com/SHOP/r053.html
食べやすく、気のせいか、疲れにくくなる気がします。今回も針ノ木岳から先は、これしか食べませんでした。また、お会いしましょう。

‘山大好き’への来訪ありがとうございました。
山行記録、参考になりました。
こんなに素晴らしいお天気なのに雷鳥に遭えたなんて珍しい?ですね。羨ましい。
これから夏山シーズンが続くので嬉しいです♪
アルプス、東北、北海道・・・大好きな山域を時間の許す限り楽しみたいと思っています。

noriさん、ご訪問ありがとうございます。

記録を見てくれて嬉しいです。遅着で、見てて呆れたと思います。日没に合わせ、無理目に歩くことが多いですが、早出早着は理想です。雷鳥は、岩小屋沢岳の北、ガスの中で見ました。

 向こうのレスで見ましたが、飯豊に来られるなら、登りはダイグラがお勧めです。noriさんなら5時間半位で行きそうです。(ダイグラ~石転びなら6月がお勧め)

 それから栂海新道も歩かれてるのですね。自分の記録と比較したのですが、noriさんなら扇沢~親不知を3泊4日で抜けれると思いました。面白いコースなのでURLを貼っときます。http://iidezoku.cocolog-nifty.com/blog/2009/09/2009091822-38d1.html

 仕事も、ご家族のお世話もして、山に行くスタイルに共感します。今後のアップを楽しみにしてます。

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