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2010年5月31日 (月)

2010.05.30梶川尾根~石転び沢

1.山域・メンバー 飯豊・単独

2.行動記録 06:07天狗平(410)~楢の木曲り(690)~07:43湯沢峰(1021)~09:49三本カンバ(1540)~11:18~24扇の地紙(1889)~11:49門内小屋(1870)~11:56門内岳(1880)~13:04~24北股岳(1880)~13:46~14:00梅花皮小屋(1850)~14:21北股出合(1520)~14:48石転びの出合(870)~15:01梶川出合(700)~15:09地竹原・夏道に降りる(640)~15:27彦衛門の平(610)~15:34うまい水(600)~16:09温身平(450)~16:27天狗平(410)

.報告
 
足下にイワカガミが咲いている。楢の木曲りで、飯豊山荘の黒屋根を見下ろす。瞬間的には、権内尾根の方がきついけど、梶川尾根の方が万遍なく急登だ。850m位で一度斜度が緩む。ブナが尾根にゆったり立っている。鳥が「ホウホウホウ」と警戒するように鳴いている。船窪地形に雪が溜まっている所を過ぎると、また斜度が出る。

 さっきから、ダイグラ尾根を見ている。休場の峰の前にも雪が詰まっている。ガスも宝珠山近くまで降りているのを見て「今日は行かなくてよかった」と思う。湯沢峰から見るダイグラは美しい。石転びに3人の人影が見える。梅花皮小屋は既にガスに隠れている。湯沢峰の南側は雪をツーと降りれるかと思ったが、上に藪があり夏道にした。湯沢峰の南のピークは西を巻く。巻き終わった辺りから雪に乗る。滝見場の手前に、尾根が雪で削られ、木の根に縋る所がある。滝見場の先から傾斜が出る。アイゼンを着けるか考えたが、トレースもアイゼン着けてないし、雪も軟らかいのでピッケルを抜いてそのまま進んだ。三本カンバまで雪を歩くことが多かった。歩く所を間違えなければ、ピッケルでいいと思う。雪が怖いと思えばアイゼンが欲しいかもしれない。

 段々ガスが降りてきた。ガスに包まれる前に振り返った小国の山里の景色と、朝日の山並みは、美しかった。沢底に飯豊山荘の屋根がまだ見えた。3本カンバでガスに包まれながら、干したトマトを食べた。これは、おいしかった。梶川峰を過ぎるとしばらく雪が消えた。排水路2本は、下方向への土砂を堰き止めていたが、南側の地糖に若干の土砂の流出が見られた。扇の地紙との間で最も崩壊の激しかった斜度が出る箇所は、まだ雪の下だった。ガスガスの中、標柱が見え扇の地紙に着いた。

 ガスが切れ始めたのは、胎内山を過ぎた辺りだったと思う。門内小屋の水場末端で融雪水を採って、小屋に近づくと、門内沢に成海会長が居た。そしてクニオさんが草むらから出てきた。門内沢スキー往復とのことだが、まだ余裕がある感じだった。門内岳を過ぎると二つ峰の方から一人雪原を上がってきた。二王子ルートの入り口を見に行った、とのことだった。ギルダ原まで来ると、二王子方面のガスが大分切れてきた。スローカーブのように大きく曲がる尾根がきれいだった。北股岳手前で石転び沢が良く見えた。地竹原で雪が尽きる所まで、良く見えた。

 北股岳で、お参りして、干しトマトを食べながらガスが切れるのを待った。北側は良く切れた。南側は余り切れなかった。それから壊れた祠を見た。この祠は峡彩が納めたものだ。自分が2002年の秋、オウインの尾根から入ったとき、壊れたのを見つけ、小屋番のODDさんに報告したのだ。そんな事を思い出した。小屋への降り口はしばらく雪が続いていた。自分はアイゼンを着けなかった。小屋近くに降りると石転びをスキーで登ってきたパーティが見えた。ガスが切れ、大日北面、烏帽子位まで見えた。小屋でトイレを借りた。非水洗タイプは、きれいに掃除されていた。小屋の外に出てアイゼンを着けた。

 小屋を出たのは丁度2:00で、恥ずかしながら久々の石転びに腰が引けた。強いトレースと弱いトレースがあり、できるだけ強気のトレースに乗るようにした。スキーに抜かれながら下を見ると、石転びの出合に大勢の人影が見えた。北股の出合でアイゼンを外すと、適度に滑る靴スキー向きの雪質になった。この雪質は本石転びの出合まで続いた。その先は、デブリが固くなったような雑味や、傾斜の緩みで普通になった。

 石転びの出合からは、日没後の景色や、通過しにくい所をチェックしながら歩いた。というのは、今年もダイグラ石転びに行きたいと思ってるから。そして僕の力では、相当苦労するからだ。まず、赤滝のへつりだ。ここは濡れてると嫌だ。そして、梶川の高巻き。これは大高巻きで、相当消耗する。今日の現実は雪の上をツーといける。地竹原で雪は尽きた。そして夏道に降りた。それですぐ婆マクレに出た。ここは日没後やな所だ。年々少しずつ幅が狭くなる気がする、ロープが下がってる所の岩で、あんよが滑りそうになった。「婆マクレ」とかいう標柱は立ってない。滝見場から東に派生する尾根の640m位の所で、夏道では本流が曲がる所にこういう地形が多いようだ。夏道が北西に曲がると地形が緩み、彦衛門の平に出た。その先枝沢を渡る所とか、うまい水の後だったか、一度河原に降りる所とかも、日没後を考えながら歩いた。スキーの人達をパスすると、遠くから支障木を処理するような音がした。ブナ林に入った。大きなブナの倒木が横たわっていた。これは2007年に倒れた奴だ。暗闇で手前から左に巻く道形を確認する。この先は歩きやすい。砂防ダムの手前で菅野さんと、岳さんの後になった。真剣に作業していて、ちょっと声を掛けづらい。しばらく後についていく事にした。

 砂防ダムに降りると、大勢の人が居た。HZUさんや、しみけんさん、いっちゃん、茶豆さん、ハイジさん、tamoさん、大ちゃん、EHJさんなど、楽しそうだった。一応、「ダイグラ石転びを周回して、日没になり疲労困憊」という設定で行動してるので、挨拶して先に出た。この先、温身平までの15分間も暗闇では距離感がなくなる。これは強い人にはわからないだろう。温身平で左に回り、好きな詩を暗誦しながら天狗平までゆっくり歩いた。 2010.05.30桃パパ

4.感想
10時間20分という行動時間は、練習としては軽かったかもしれない。梅花皮小屋から天狗平まで2時間半で処理できたのは良かった。ダイグラ尾根は誰かが入るまで(自分は)待つべきだろう。

1r0011138 1r0011141  左 07:44 湯沢の峰からダイグラ尾根

 右 08:14 滝見場の手前で振り返る




1r0011143 1r0011144  左 08:25 滝見場から石転び沢

 右 08:25 滝見場から三本カンバへの登り




1r0011145 1r0011146_2  左 08:40 朝日が見え、振り返る

 右 08:40 三本カンバへの登り





1r0011147 1r0011148  左 08:55 夏道から振り返る

 右 09:03 振り返る




1r0011149 1r0011150  左 09:31 振り返る

 右 09:31 三本カンバが見える




1r0011153 1r0011162  左 10:48 梶川峰の西の施工箇所。画面左側に若干の土砂の流出

 右 11:46 美しい沢



1r0011165 1r0011170  左 11:52 門内沢トップにて。成海会長とクニオさん

 右 11:57 単独行が二王子の方から上がってきた



1r0011172 1r0011177  左 11:58 門内小屋方面に行く、単独行

 右 12:22 二つ峰方面




1r0011180 1r0011199  左 12:44 二王子ルート。スローカーブのような尾根

 右 13:13 北股岳から、梶川尾根と石転び沢。




1r0011203 1r0011204  左 13:19 北股岳から胎内尾根

 右 13:19 北股岳から門内岳




1r0011205 1r0011206  左 13:14 北股岳から梶川尾根と石転び沢

 右 13:20 北股岳から石転び沢




1r0011209 1r0011212  左 13:28 梅花皮岳と烏帽子岳

 右 13:41 石転び沢上部




1r0011218 1r0011219  左 13:45 梅花皮小屋から石転び沢

 右 14:24 北股沢出合から振り返る



1r0011220 1r0011221  左 14:24 北股沢出合から見下ろす

 右 14:48石転び出合から振り返る




1r0011222 1r0011223  左 14:51 赤滝

 右 14:51 雪はまだ続く





1r0011225 1r0011226  左 15:01振り返る

 右 15:01梶川の出合




1r0011227 1r0011228  左 15:07雪が尽きた

 右 15:08地竹原で夏道に降りる。





1r0011230 Gps20100530  左 15:56砂防ダム手前で訓練班に追いつく

 右 ログ



                         以上        2010.05.30桃パパ

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コメント

一日違いでしたね。最初に見たとき、なんで会わなかったんだろう・・と、思ってしまいました。日付みて1日違ってたんだ~。と、納得しました。
前日、石転ビ~門内沢やってました。ロッジ開き手伝わないのがなんとなく申し訳なかったです。歩き始めてすぐ井上さんとスライドして、
下りてからロッジでいっちゃん始め飯豊族の皆さんとお会いできました。パパさんもみんなに会えましたか?今年もパパさん、いい雰囲気ですね。山でお会いできるといいですね。

天狗さん、1日違いでしたか。前の日は家で仕事してました。
飯豊族の皆さんとは、砂防ダムでお会いしました。
今年もお会いできると思います。ではでは

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