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2010年5月23日 (日)

2010.05.22大熊尾根~杁差岳~権内尾根

1.山域・メンバー  飯豊・単独  

2.行動記録  04:17大石ダム(190)~07:00十貫平(270)~07:42ゼカイ沢(280)~08:48吊橋 (340)~08:53~09:11大熊小屋(370)~09:42尾根に乗る(480)~11:12水が採れる(900)~12:46カリヤス平 (1270)~14:15~25杁差岳(1636)~15:01前杁差岳(1534)~15:44千本峰 (1164)~16:19権内峰(1001)~16:45カモス頭(847)~17:41東俣第二橋(330)~18:20東俣第一橋 (300)~20:12大石ダム(190)

3.報告  支度してたら、kenrokuさんとマリちゃんが来たので、挨拶して歩き出す。ダムを渡り、トンネル左手のスイッチを入れると10分間照明が点く。舗装路面は滝倉橋で終わり。岩肌に付けられた道の後、歩きやすい道になる。05:20支沢の入る所に、デブリがあり、ピッケルを抜いて通過する。支沢の小さなデブリは、他にもいくつかある。


 
林の中を「ホウホウホウ、ホシュホシュホシュ」という鳥の声を聴きながら歩く。05:52尾根の奥にエブリサシが見える所から、イズクチ沢の高巻きに入る。06:02イズクチ沢は、雪の上を渡れた(270)。対岸の道は高く付けられ、急斜面の雪を歩く心配は、杞憂に終わった。06:15杉の植林地を過ぎると、ブナ林の下生えに藪椿の花を見る歩きになった。ブナ林は深く、空気が緑色になった感じだった。

 スノ沢出合は雪がなく、渡渉で靴を濡らした。(ここまで渡渉で既に二回濡らしていた)。渡渉の後、鎖に縋り上がると、十貫平のブナ林が広がり(270)、タキプ沢まで静かな森の中を歩いた。十貫平から先は、道が河岸に近づいて、へつり気味になった。河床が上に上がってくる感じで07:42ゼカイ沢出合に出た(280)。いつもは静かに流れているが、今日は雪代があり、ドウドウと流れていた。ゼカイ沢は靴を濡らさずには、渡れなかった。渡った後、靴下を絞った。

 ゼカイ沢の先は、へつり気味の道に加え、わずかなアップダウンが出てきた。道が南西にカーブしていくと、道幅が広がり、水音が近づいてきた。椿の咲く斜面を降り、08:48吊橋 を渡った(340)。すぐに緑の林の中に青い屋根が見え、足下の倒木にイワウチワが咲いていた。そこが大熊小屋だった。ちょうどkenrokuさん達も着いたので、ブナもやしの事とか話した(370)。人形の峰をやると言っていた。ここまで去年より10分遅発の上、10分余計に掛かっていた。それで、10分早く出た。

 大熊平のブナ林から外縁に出て、雪崩れ後を降り(歩きにくい)、大熊沢の吊り橋を渡る。尾根に乗ったと思った先のトラバースが長く、尾根に乗り、村上営林署の看板を見たときはホッとした(480)。尾根に乗ると、すぐ足に乳酸の溜まった感じがした。そしてこの先、エブリサシまで去年より50分余計に掛かった。太ったこととか、雪の処理とか色々あると思うが、股ズレも出ず、普通に歩いてるつもりだった。夏道では、虫除けバンドを付けてたけど、蠅が20匹位たかった。900m付近で地形図でポコンとなっているところは、東斜面に雪がついており、タムシバの花の脇で11:12融雪水が採れた(900)。ここが一杯清水だと思う。水を飲み、手ぬぐいを濡らし頭に巻くと元気が出た。その先も雪の斜面があったが、アイゼンを着けずに登れた。夏道に出る所で振り返ると、二王子がスッキリ浮かび、北西に、風倉山の特徴的な姿が見えた。アイゼンは最後まで使わず仕舞だった。この辺り、ブナの尾根に、タムシバやムシカリ、藪椿の花が混じる気持ちの良い歩きだった。12:46カリヤス平 (1270)を過ぎ、雪の上を歩くと蠅も消えた。新六の池は雪に埋まっていた。水を全部飲んでいたので、雪を採って囓った。(今回6L位水を飲んだ。)

 14:15杁差岳は、去年より50分遅れている(1636)。うち遅発が10分、大熊尾根の登りが40分だ。この時は、時間的に厳しいけど、股ズレが出てないので、下りで取り戻せるだろうと思っていた。本山、北股、長者平の向こうに朝日、人形の峰や二王子を見て、すぐに出た。有り難いことに長者平で融雪水が採れたので、新六の池で採った雪を捨てた。15:01前杁差岳(1534)から先の下りも2、3カ所雪が着いていたがアイゼンを着けず下れた。去年も思ったけど、東に浮かぶ枯松山を見て、胎内と小国の位置的近さを感じた。15:44千本峰 (1164)の下も少し雪の上を歩いたと思う。権内峰(1001)からカモス頭までが思ったより長かった。この区間で少し股ズレが出た。カモス頭(847)の雪を付けた細長い斜面を見たとき、ほっとした。東俣第二橋は、17:30目標だったが、この先の下りは激しく、早く歩けなかった。斜度が変化したせいか、股ズレは消えた。400mを割って尾根を外れる所は、雪で斜面が削られ気を使った。東俣第二橋(330)の先で尾根を回り込む所で、日没18:49と、ヘッドランプを確認し、レーズンを口に入れた。18:20東俣第一橋 (300)で日没まで、どうしても歩いておきたい所は終わった。この先8kmは、本当に長かった。時間がわかっているので、自転車が欲しいと思った。左手から入る沢で、水を補給できた。道が東俣右岸に戻る手前で、デブリが道を覆っていた。デブリを越え橋を渡って500m位で光がなくなった。19:15位だったと思う。そこからは、左上に高く懸かる半月と、左手の権六の峰の尾根が次第に低くなるのを励みに歩いた。一人で怖いので、右手に熊スプレーを持ち、歌を歌いながら歩いた。暗闇の中、ヘッドランプの光に、彫刻公園のゲートが浮かんだ時うれしかった。まだ、この先も3㎞位あった。時折樹間から、ダム橋の光が一列に見え慰められた。その先も地形図通りに橋やカーブが現れ、当たり前のことだが、その時は非情だと思った。20:12大石ダムには、自分の車とkenrokuさんの車しかなかった(190)。その時は何も思わなかった。20:32大石集落に抜け、携帯圏内に入り、下山連絡しようとしたら、留守電に事務局から着信があり、有り難いと思った。    

4.感想 いいルートだったのに、正確に歩けず残念。 2010.05.23桃パパ


1r0011012 1r0011013 左 05:20デブリ 上を巻いて中を通った。

右 05:52エブリサシが見えた。イズクチ沢の手前




1r0011014 1r0011015 左 05:54イズクチ沢入り口から対岸を見る。道は雪のかなり上を通っている。

右 06:03イズクチ沢。雪の上を歩けた。



1r0011016 1r0011020 左 06:07イズクチ沢右岸から左岸を振り返る

右 06:32デブリ



1r0011027 1r0011030 左 06:58スノ沢 十貫平の前にある。ここは、靴を濡らした。
右 07:02十貫平 スノ沢から上がると、深い林が広がる。



1r0011032 1r0011035 左 07:15ブナ林 タキプ沢の後だと思う

右 07:38ゼカイ沢出合。好きな景色。





1r0011036 1r0011037 左 07:42ゼカイ沢。流量が多く、靴を濡らした。

右 08:46椿の咲く斜面を降りると、吊橋があった。




1r0011041 1r0011042 左 09:07大熊小屋。良い写真が撮れた。

右 9:15大熊平。ここのブナ林が好きだ。



1r0011043 1r0011044 左 09:21大熊平の外縁に降りていく

右 09:25大熊沢の吊り橋が見えた




1r0011045 1r0011056 左 09:27吊橋の手前は、雪崩れ跡なので注意。

右 11:07タムシバの左側で融雪水が採れた。一杯清水の辺りだと思う。この少し上でマタギの使いそうなナラがあった。



1r0011063 1r0011069 左 11:19ブナとタムシバ

右 11:37タムシバ




1r0011070 1r0011075 左 11:37画面右奥の三つのギザギザは風倉山だろうか

右 11:54尾根。ブナが目立つ。





1r0011077 1r0011078 左 12:05雪に乗る。左は船窪地形だったと思う。

右 12:14雪の斜面。ピッケルを抜いた。





1r0011079 1r0011081 左 12:19さっきの斜面を登って振り返ると、二王子が見えた。

右 12:26カリヤス平手前。雪に乗ると蠅がいなくなった。




1r0011085 1r0011088 左 12:29櫛形山脈と蔵王山塊の間に、胎内川が流れている。

右 13:26新六の池が見える。



1r0011089 1r0011091 左 13:26二王子

右 13:45新六の池からの登り




1r0011092 1r0011093 左 13:57振り返る

右 13:58人形の峰。蠅にたかられた。





1r0011097 1r0011101 左 14:16エブリサシ小屋

右 14:16飯豊




1r0011103 1r0011111 左 14:16長者平。奥に朝日連峰

右 14:49前エブリサシ岳。





1r0011112 1r0011113 左 14:49枯松山。胎内と小国は近い。

右 15:41エブリサシ岳と前エブリサシ岳。





1r0011114 Gps20100522 左 16:38カモスの頭。美しいピークだと思った。一方、時間的に、ヘッデン歩きは長くなるとという、敗北感があった。

右 東俣第二橋に降りて、東俣第一橋で、林道に出てからの最後の2時間がきつい。権内尾根は登りの方が使い易いと思うが、最初に林道を2時間歩くのもきついし、大熊小屋から先は本当に長い。帰り暗い中歩くのなら、西俣~東俣の方が安全だと思う。    以上 2010.05.23桃パパ

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コメント

こんにちは。 
暫らくぶりに訪問させていただきました。大熊~エブリ~権内の周回はまだ経験がありません。桃パパさんと私はコースタイムが近いと記憶しています。16時間ですか、・・・アプローチの時間も考えるとちょっとしんどいでしょうか。でも、いつか、ゆっくり周りたいところですね。
勝手ながら、飯豊朝日/掲示板Bに紹介させていただきました。

次はダイグラ~石転びですか?

お疲れ様。恒例のルートになったみたいですね。下りてからを考えると西俣~東俣が素直だな~~~というのは同感です。
出来れば第1橋に車をおいて自転車でダムに戻って歩き始める・・・。単独なら一番早い方法ですね。

koizumiさん、あそこは普通に強い人なら、13時間で回れると思います。自分だと15時間位かな(ばき)。ゆっくり歩いても、早く歩いても、いいコースですね。

天狗さん、東俣林道を歩いてるとき、「自転車欲しいな~」と思いました。今度は、彫刻の森ゲートに自転車を置いて、周回したいですね。

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