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2009年7月 5日 (日)

2009.07.05大熊尾根~杁差岳~権内尾根

Gps20090705 1.山域・メンバー  飯豊・単独 

2.行動記録  04:10大石ダム(190)~06:37十貫平(270)~07:29ゼカイ沢(280)~08:26吊橋(340)~08:32~09:01大熊小屋(370)~09:17大熊沢の吊橋(410)~09:33尾根に乗る(480)~12:59新六の池(1510)~13:21杁差小屋(1620)~13:25~44杁差岳(1636)~14:18前杁差岳(1534)~14:59千本峰(1164)~15:35権内峰(1001)~16:03カモス頭(847)~17:02東俣第一橋(320)~17:35東俣第二橋(310)~19:36大石ダム(190)

3.報告  ダムを渡り、トンネルの左手のスイッチを入れると10分間照明が点く。舗装路面は滝倉橋で終わり。ゲートをすり抜けてきたバイクが2台置いてある。晴天が続いたせいかダム湖の水が少ない。道が丁寧に付けられていて、カジガネの岩肌はそれと気づかないうちに通り過ぎる。

 以下、沢名は「越後の山旅」に従う。地形図に218の表示があり、南側で中の俣川と西俣川が出合い、そこから250m北で西から流入する沢が「イ ズクチ沢」と表記されている。エブリサシがよく見える所で、道はここで大高巻きする。05:51杉の植林地を過ぎるとブナ林が良くなってくる。

 いくつかポイントが打たれているのは、十貫平かもと思って打った物だ。ホンモノの十貫平は地形図に245と表示がある、西俣川とスノ沢の出合南側 に広がるブナ林だ。スケールの大きい所で、何枚か写真を撮ったが本当の規模は伝わらない。最後南側のタキブ沢で振り返る写真を載せた。このような静かな所 で、人は穏やかな顔になるのか、動物的な顔になるのかと思い自分の写真も撮った。後で見ると、これからの行程の長さに緊張した顔だった。

 その先ゼカイ沢までは距離の割に時間がかかった。ゼカイ沢の出合は美しい所で沢心のない自分も足を止めて写真を撮った。ここで茨城からの釣り人3 人とスライドした。その人達から大熊小屋まで時間がかかったと聞いたのでまじめに歩いた。ゼカイ沢以南、コツブリ沢の橋までの道は今までよりへつり気味 だった。コツブリ沢の橋を渡ると森の中に小屋の青い屋根が見えた。ドアを開け、黒い板の間に腰を下ろしパンとリンゴとスポーツドリンクを採った。土間には 囲炉裏が切ってあり、これぞ越後の山小屋という感じの風格のある造りだった。

 小屋先の水場で水1.5Lを補充し、頭のタオルを濡らして出た。大熊平は、十貫平を超えるようなブナ林が広がり、法の及ばない場所にいると実感し た。大熊平の端をへつるようにして降りると大熊沢の一本吊り橋があった。端を渡ると地形図の一本西の尾根にトラバースする道になり、480mで尾根に乗っ た。

 アップダウンのない素直な登りだが、4時間20分歩いた後なのでペースが遅くなった。また762ピークを過ぎた辺りから、下着と股が擦れる感覚を 感じるようになった。先週のダイグラでも多少出たので、なんとかなるだろうと思って歩き続けた。890mの一杯清水はそれと知らず通り過ぎた。多分枯れて いたと思う。11:22粟さん達とスライドしたのは、この少し上だと思う。ガスが時折晴れ、人形の峰との間に大熊沢が見える。左の股は段々痛くなり、山行 に支障が生じるようになったため、カリヤス平で下着を脱いで、直にパンツを履いた。そうするとかなり楽になった。ここまで雪が全くなかったけど前方ガスが 取れ、新六の池の残雪が見えたときは嬉しかった。右手から融雪水1.5Lを補充した。その先も夏道が出てピッケルを抜くことはなかった。斜度が緩み前方に 標柱、右手に小屋が見えた。山頂までゆっくり登った。山頂北斜面にマルバシモツケが一杯咲いていた。あとは端境期だった。

 北は長者平まで気持ちよさそうな平原が広がっていた。南はガスの間から大石山の斜面が見えた。歩き出すと痛みを感じた。股ずれは左から右、臀部へ と広がっていた。長者平の地糖は気持ちよい所で通り過ぎるのが惜しかった。前エブリサシの木の上に動物が動くのが見えたので、ストックを打ち鳴らすと東か ら西にガサガサという音がして猿が2匹出てきた。前エブリサシから千本峰への下りは、消耗して視野が狭くなり危ない時間帯だった。千本峰手前でブナ林がき れいな尾根となり、風通りも良く、少し回復した。雨量観測所脇に残雪が少しあったが寄らずに過ぎた。右手に青々とした枯れ松山や西俣の峰を見ながら降り た。胎内と小国の距離的近さを感じた。カモス頭に着いたときは標識を見落とす位消耗していた。631mまではマイルドな下り、その先の急下りではとにかく 事故らないよう下った。尾根を外れ、やがて斜度が緩むと唐突に橋が現れた。これを渡りぐちゃぐちゃした所を過ぎ、本流の曲がる所を高巻き、枯松山から北西 に伸びる尾根に乗ると道が落ち着いた。次の橋を渡ると林道終点で車が一台あった。この先は長かった。痛みで背中を丸めながら歩いたが、彫刻の森のゲートか ら舗装道路になった。この前か後か忘れたが、ダムまで2㎞位の所で、右手斜面から大型獣の気配がしたので、ストックを打ち鳴らしながら「ほういほうい」と 声を出し、その間に熊スプレーを出した。不思議とここからダムまでは痛みが消えた。なんとかランプを点けずにダムに戻れた。   2009.07.07桃 パパ

4.感想  股ずれは、ばかにできない。権内尾根のブナ林がきれいだった。

1p1140442 1p1140443 左 05:31 イズクチ沢の大高巻きの前、エブリサシが見えた。
右 05:36 イズクチ沢の大高巻、と言っても、いい道が着けられている。沢名は越後の山旅に依った。二万五千分の1のイズクチ沢は、越後の山旅では黒手沢と表記されて いる。(現在の地形図では直されている)


1p1140446 1p1140456 左 06:17 段々ブナ林が良くなってくる。

右 06:52 十貫平の終わり 十貫平の南、タキブ沢出合から振り返ったもの。十貫平で何枚か写真を撮ったが、どれもこじんまりと見えるので、これにした。このように原始的な所で、人間 はどのような顔になるのかと思い、写真を撮った。穏やかな顔か、動物のような顔か、どちらかと思ったが、この先の行程を考え緊張した顔が写っていた。



1p1140458 1p1140460 左 06:58ブナ林 光が射している。

右 07:24ゼカイ沢出合 美しい出合。茨城の三人組とスライド


1p1140463 1p1140465 左 08:23コツブリ沢の吊橋 大熊小屋の北にあり、両側に鉄索がある。橋を渡るとすぐ小屋
右 08:33大熊小屋内部 とてもしっかりした造りだ。これぞ山小屋という感じ。


1p1140467 1p1140471 左 09:16大熊沢の吊橋 丸太を横割りした橋。一本吊橋。

右 10:05大熊沢 美しい沢




1p1140477 1p1140480 左 11:51二の峰 カリヤス平付近から二の峰

右 12:58新六の池 新六の池の残雪。画面右手下で水が採れた。上で水を探さなくて良くなった



1p1140484 1p1140485 左 13:25山頂から北側の展望 長者平まで

右 13:25山頂から南側の展望 ガスがわずかに切れた。花は端境期だった。


1p1140488 1p1140497 左 13:26山頂にて 自分。股ずれを、どう誤魔化して下ろうか。
右 14:58千本峰から。 枯松山、西俣の峰方面。青々としている。



1p1140499 15:09千本峰を振り返る。 気力で下る。

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コメント

とうとう桃パパさんもMZに悩まされましたね。
これから本番という時に大変でしたね。バラ色の山行が突然ねずみ色の
山行になったのではないかと察します。
足を前に出すたびに磨れるのですからたまったものではありませんね。
私の場合も大体8時間を超えるあたりから出始めるようです。
特に平坦な場所を長時間歩くとこれまた加速されるようです。
私の場合どうもパンツの縫い目が悪さをしているようだったで、縫い目の少ないパンツだと効果はあるようです。
あとは脱脂綿をあててビニールテープで太もも毎グルグル巻きすると
いいかもしれません。
今回はKZ併用でなくてよかったですね(笑)。

綴さん、MZ(またずれ)おそろしいですね。今まであまり気にならなかったですが、長丁場だと馬鹿にできません。今回ベルトを忘れてパンツずり落ち気味だったのが、いけなかったかも。

>特に平坦な場所を長時間歩くとこれまた加速されるようです。

確かに、急登だと出た記憶がないです。私の場合、へつり気味で股を狭めて歩くとき出るようです。脱脂綿作戦とかアドバイスありがとうございます。最後の2時間の林道歩きは辛くて、昔楽しかったこととか数えながら歩きました。

こんにちは。
「ダイグラ~石転び」引き続き「大熊~権内と」と長丁場お疲れ様です。
桃パパさんとはコースタイムが比較的近いので大変参考になります。
日々の雑用に邪魔されて中々思うような山行が出来ませんが、パパさんの山行に刺激され、
少しずつ長丁場にシフトしたいと思ってます。体が鈍っちゃってますのでどうなりますか。(笑
私のブログも三ヶ月目に入りました。「石の上にも三ヶ月(?)」と言いますが、少しずつ記事も増えてきました。
時間があったら、覗いてみてくださいね。

koizumiさん、お疲れ様です

特に長く歩きたいとかは、ないのですが、
下山後おいしいコーヒーが飲みたくて
大石から入りました。

お店は間に合いませんでしたが、早く帰ったので、
かみさんや子供は喜びました。
それでいいと思うんですよね。
特に意識する人は居ないです。

お連れ様でした。大熊尾根は、まだ登ったことがありません・・・。大熊小屋についてもう疲れてそうなのに、このルート一周日帰り、すごいですね~!
MZ、大変だったようで、あなどれませんね。
私も今まで何度かなったことがあるのですが、あの痛みはきついです・・。
下山後、美味しいコーヒーが飲めるところがあるのですね? 
ビーと行きたいところですが、運転があるのでとりあえずコーシーやっつけて、風呂入って家でビー、というプランもいいなと思いました。

だいちゃん、お疲れ様です。長いけど、スケールが大きくていいルートです。僕は時間掛けて、お恥ずかしいです。よく歩く人なら17:00頃降りれると思いました。コーヒーは新発田方面のお店で、今登った山を見ながら、日が暮れるまでコーヒー飲むとハッピーです。

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