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2006年8月28日 (月)

2006年08月26~27日 折立~黒部五郎

1gps137 8月26日
06:49折立(1350)~08:03~07ピーク(1870.6)~09:13~19五光岩ベンチ(2196)~09:56~10:21太郎平小屋
(2340)~11:53神岡新道分岐(2620)~12:02~12:15北の俣岳(2661.2)~12:42赤木岳(2622)~13:20中俣乗越(2450)~ピーク(2578)~13:59鞍部(2510)~14:57黒部五郎の肩(2770)~15:13黒部五郎(2839.6)~15:27黒部五郎の肩(2770)~16:58黒部五郎小屋(2340)

08月27日
04:48黒部五郎小屋(2340)~06:13沢(2590)~06:46尾根に乗る(2750)~06:50黒部五郎の肩(2770)~
07:12~08:42黒部五郎(2839.6)~08:52黒部五郎の肩(2770)~ピーク(2578)~09:57中俣乗越(2450)~
10:56赤木岳(2622)~11:29~11:42北の俣岳(2661.2)~11:50神岡新道分岐(2620)~12:59太郎山付近 (2370)~13:07~13:14太郎平小屋(2340)~13:46五光岩ベンチ(2196)~14:39ピーク(1870.6)~15:47折立 (1350)

08月26日
 03:00起床、体重69.2キロ、体脂肪率22%、なかなか体重が落ちない。03:34新潟発。アルペン村のサークルKに寄り忘れ、失敗。05:57有峰林道入口、順番待ち10台位。通行料1800円は高い。06:00開放、06:30頃折立着。ここまで267キロ。
 登山届けを出し、歩き出す。今の手持ちはカロリーメイト2個に梨一個。行動食を調達しなければ、黒部五郎までは難しい。親切そうな若夫婦に余ったカロ リーメイトを200円で譲ってくれと頼む。すると2個くれてラッキー。でも黒部五郎まで、もう少し欲しい。1870ピークを過ぎると頼みにくいので、下山 者を物色しながら歩く。神戸大のパーテイが来たので、若い人が山に入るなんていいことだ、とか言って頼むと、2個くれた。これで黒部五郎まで勝負できるよ うになった。
 食べ物の心配がなくなると、山の姿が見えてくる。1870ピークまではシラビソとかの樹林帯を歩く。エアリアでは急登だが、アップダウンのない普通の登 りだ。それから太郎平までのコースタイム5時間は、水増しされてるようだ。本当は3時間位で、入山者の多様化を考慮してるのだろう。1870ピークから は、丸い山並が広がり、笹原にシラビソが点々と続く。
 この辺りから、福井の鈴木さんと歩く。新潟に詳しいと思ったら、昭和54年新大農学部卒で、六華寮の植物愛好会に入っていたそうで、話が弾む。この辺 り、斜度は緩いが、森林限界を抜け、石畳の日の照る道で疲れる。 五光岩では、縦走を止めてきたという若者が休んでいる。かわいそうに、靴底が剥がれたの を針金で縛っていた。五光岩から先は斜度が緩み楽だ。足を前に出していくと木道になり、緩やかにカーブし、太郎平小屋に着く。
ここで、腹に溜まるものをと思ったが、食堂は11時からということで、インスタントしかなかった。米の飯でないと力が出ないので、残り飯にたくあんでいい から、食わしてくれと頼んだが、だめだった。それでカレーヌードルとフルーツ缶を食べたら、それなりに落ち着いた。小屋の対応が悪いとは思わない。僕が小 屋番でも同じようにしたと思う。鈴木さんは薬師岳へ行くので、ここで別れた。
 外に出ると、丁度黒部五郎にガスがかかり始めた所だった。ここまで雲の平に進むか、黒部五郎に回るか迷っていたが、黒部五郎を2回通って、大展望の確率 を上げることにした。この先のコースタイムは、ガチンコで歯ごたえが出てくる。緩やかな木道を経て、北の俣岳辺りからガスに入る。この前後で北陸訛の人に 追いつかれ、一緒に歩いた。良くしゃべる人で、最初にぎやかでいいと思ったが、段々違和感を感じてきた。穂高なども歩かれてるようで、悪い人ではなかっ た。それとは別に、中俣乗越の前でコッヘルを広げて休んでいる人が居た。雰囲気から、山慣れてないように見えたので心配したが、我々より1時間遅れで小屋 に着いた。中俣乗越を過ぎた辺りで、少し雨が降った。
 ここから登りだと思ったが、小ピークの東を巻いてもう一回鞍部に降りた。そして黒部五郎の登りが始まった。この登りは、足に乳酸が溜まった感じでつら かった。彼もつらいと言ったが、まだ喋り続けていた。その内容は「着けるかな。」とか「不安だ」というものだった。答えると疲れるので、口を閉じて歩い た。
 肩に着くと彼もほっとしたようだった。ピークまで上がるとカールが見えた。ガスの中、写真を撮り合い、ゴミを拾うと鷲羽が見えた。カールの降り口まで来 ると小屋が見えたので、直接コンパスを合わせた。いい加減おしゃべりにも疲れたので、少し離れて下った。でも沢の前まで来ると彼が待っていた。そして岩に 「小屋まで2時間」と書いてるけど本当かなと言った。それで後1時間くらいだと答えた。この時気づいたのだが、彼は地形図もコンパスも持ってなかった。先 ほどから漠然と感じていた違和感の中身がはっきりした。二人の登路に対する目線の高さの違いだった。そこから先は、何か聞かれるたび、「大丈夫」、とか 「なんとかなるさ」と答えた。
 沢を越え尾根の方に歩き林を2回抜けた。この後、尾根末端を回り込んで小屋に出るのだが、彼が小屋が見えないと心配するので、先ほどセットしたコンパスを出した。「尾根の裏にある」と言ったが、「でも見えない」と言うので、説明を諦めた。
 どうも今回はついてない。本当は自分が悪いのだが、食物を忘れたのも、天気に恵まれないのも、皆この人のせいと思うと気が楽になった。尾根を回り込んで 草原に出ると、果たして「小屋が見えた!」と彼が喜んだ。小屋の御飯の時、地形図とコンパスは持った方がいいと話した。御飯は最先端の贅沢さではないが自 分には十分だった。弁当を二個頼んで9300円払った。 長歩きは二日目の方が疲れるので入念にマッサージした。今日は一人一畳で一畳置きに寝れた。19:00頃寝ると家族に会いたくなった。それでもう明日帰る ことにした。
08月27日
 04:15起床、よく寝れた。ガスってるので、少し遅れて出る。黒部五郎に早く着いてもガスなので、ゆっくり歩く。林を抜けたところで後ろから気配がし たので、「ほうい」と呼ぶと彼だったので、先に行かせた。さらにゆっくり歩くと、もう一人抜かれた。沢を渡るとき水でめがねを洗い振り向くと、三俣蓮華の 雲が切れ、光が射していた。カール壁をジグザグに登り尾根に乗ると、彼ともう一人が、ガスのかかる鞍部へ降りて行くのが見えた。山頂は誰もいなかった。ガ スガスだったので大声で、「何か見せてくれ」と叫んだ。そして予定通り9:00まで粘ることにした。ガスの中腰を下ろし、弁当を1口50回噛みながら、で きるだけゆっくり食べた。微風がガスを西から東へ運んでいく。尾根から賑やかなパーテイが上がってきたが、すぐに降りた。
前後して尾根とカールから単独行が一人ずつ来た。自分はウインドブレーカを着てうつらうつらした。ガスを通して暖かい光を感じたので目を開けると、北面の 展望が開けていた。パッと起きると、今まで知らない振りしてたが、「シャッターを押しましょう。僕のも押して下さい」と頼んだ。ガスは北西から少しずつ晴 れていった。赤牛、水晶、鷲羽などが見え隠れしていた。さっきのパーテイがカールの底に居たので、カールから来た単独行と「ヤッホー」と言うと「ヤッ ホー」が返ってきた。三俣蓮華から南は頑固なガスに覆われていた。
 薬師は、降りる頃出た。時折、雲を抜けた光が雲の平を染める。西南に乗鞍が顔を出す。西に大きな山塊が一つだけ離れて浮いている。「あれはなんだろう」とカールの単独行と話し、白山だと気づいた。白山が一番良かった。
 カールの単独行はここらに良く来るらしく、落ち着いた物腰だった。そして「もうこれ以上は出ないだろう」というと08:30頃降りていった。僕は 09:00まで居るつもりだったが良く来るヤツの言うとおりだろうと、40分過ぎに降りた。今日は折立まで降りればいいのでゆっくりだ。中俣乗越を越え、 地形を見ながら歩く。飯豊の門内に雰囲気が似ている。赤木岳の東面を巻くとき少しがれた所がある。右手に薬師沢への下りがなだらかに続く。雲の平への登り 返しは見るからに急だ。シラネニンジン、オヤマリンドウ、ウサギギク、ヤマハハコなどを見ながら、ゆっくり歩く。北の俣岳を過ぎてから太郎平までは、記憶 ではすぐだが、長い。ガスの中、雷鳥のつがいが歩いている。緩やかな木道を下り、太郎平小屋でフルーツ缶を買い、昨日の人に挨拶。小屋の前で甘いフルーツ缶を食べていると、悪い雲が出てきた。
 五光岩までは緩い下りで楽だが、その先1870ピークまでが長い。地図読みしないのが悪いが、1934ピークを1870ピークと取り違え、いっそうがっ かりする。弱い雨も降り始めたので、適当なパーテイをペースメーカーにして下るが、そのパーテイも疲れて来たので抜く。雨が止むと日射しが出て暑くなる。 有峰湖の水に島が浮かんでいる。新しいパーテイの後につく。少し離れて下ると楽だ。また雨が降ってきた。尾根を外れたのであと標高差70m位とわかる。駐車場が見えたので前のパーティに近づく。駐車場に着いても、山行は終わらない。まだ先のある山だ。 20060828桃パパ
1p1010862 1p1010888 1p1010893 1p1010900 1p1010920 1p1010927 1p1010928 1p1010929 1p1010933 ①太郎平へ
②五郎の肩で
③赤木岳
④白山
⑤カール壁
⑥カール
⑦五郎の肩で
⑧赤木岳
⑨黒部五郎

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