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2006年5月30日 (火)

2006年05月27日~28日 石転び沢春山合同訓練外伝

5月27日
 06:00前、新潟発。コンビニと俵屋に寄り、07:25大淵着。荷物を分配して、パトロール車に乗せていただき、温身平まで入る。

08:34温身平(450)。眠いので、半分目を閉じて歩く。砂防ダムを過ぎると、沢の上に薄い雪が被っている。上部を回り込むように歩く。対岸からの雪 崩で、ブナがなぎ倒された地形を過ぎ、足場の悪い夏道で、一人少し落ちる。竹田さんが上げてくださり、再び進む。その先、残雪の上端から夏道に降りる場所 で手こずる。09:30うまい水は出ていた(600)。彦右衛門の平の雪原を過ぎ、ババマクレを過ぎ、地竹原の先で09:58雪に乗る(630)。亀裂を 渡り、10:22梶川の出合(710)、その先で水を採る。門内沢に3人入っている。10:51~11:30石転びの出合(860)。ここで、うっかり玉 子焼を食べてしまった。禁忌は本山だけと安心していたが、飯豊全域だめのようだ。理由は、鶏が飯豊温泉開湯時に捧げられたためと聞いている。ところで、神 の犠牲に捧げられたものは、元々は神そのものであることが多い。飯豊の仏教以前の神は鶏に関係あったのかもしれない。12:31本石転びの出合 (1260)左岸で休憩。石転びの出合では疲れた気がしたが、この辺りから調子が出てきた。ここでEHJさんから、皆にオレンジが振る舞われる。おいし かった。休む間右岸にカモシカが見えた。本来ここからアイゼンをつけるが、今日はアイゼンなしで行こうとなった。それで皆で井上さんの後をついて登った。 内心アイゼンなしで大丈夫かと思ったが、とても繊細なルート取りで、全く不安を感じなかった。13:32北股沢の出合(1480)でアイゼンをつけた。そろそろ上がガスって来た。トラバースの下に亀裂が有るところで、山岳会の方がサポートしてくれた。その先は直上した。あまり前の人に着いてはいけないと思 うのだが、気持ちいいのでつい着いてしまい、注意された(アイゼンでこけると、後ろ蹴りみたいに足が飛んでくるので、間隔を開けないとダメなのです)。登 る人の中には今日初めてアイゼンをつけた人もいる。皆よく頑張ったと思う。15:01梅花皮小屋(1850)。風が強くなってきたので、今のうちに水を 4L汲む。2階に上がり、LTQさんと粕川さんから、エイトノットとクローブヒッチとダブルフィッシャーマンを教えてもらう(去年も教えていただいたが忘 れた)。井上さんがクマの爪を廻す。自己紹介の後、ちゃんこなべと、たまこんにゃくで宴が始まった。ちゃんこ鍋は、ゴボウが効いていてとてもおいしかっ た。井上さんや、LTQさんや竹田さんと話した。何を話したのか忘れたが、狩猟の話とかとても面白かった。途中ヘッドランプの玉が切れ、タブーを破ったの を思い出した。いっちゃんとLFDさんの罪のない話を笑いながら聞いて寝た。
5月28日
 一晩中強い風が吹いた。04:30頃起床。今日訓練をやるかと思うととても緊張する。朝食の準備の間、井上さんから装備の説明がある。朝食後、合羽搬送 のセットをして、最新式のザックが、ばたつかない搬送を習う。自分でセットを再現しようとすると難しい。外に出て、キックステップから、滑落停止、アイゼ ン登降。グリップビレイでの確保を習う。転び役と確保役がいて「走ってって、転べ!」と声がかかる。真剣に転んでる人もいて、とても演技とは思えない。で も確保もなかなか難しい。「なんだ!その確保は~。お前、今の絶対死んでるぞ!」、手がおろそかになって厳しく注意された。自分のピッケルバンドは手首に つけるタイプだが、短くて、現場で窮屈な感じがした。腰に付けるタイプにすると、もう少しゆとりを持って出来るかもしれない。それからピッケルを踏んでい ても、支点が飛ぶこともあった。これは軟雪のせいだと思う。それでいよいよ、ロープで確保されて搬送訓練が始まった。大勢の人が付いて、祭りの御輿のよう だ。今年は逃げないようにと思って下ったが、なかなか担ぐタイミングが来なかった。確保は何度かやったが、どれもキケンで厳しく指導された。ロープを出し ているときにキンクして、LTQさんに助けてもらった。それでやっと担ぐタイミングが来た。担ぐと、支点を取るときに、後ろに引っ張られる感覚があり「な るほど自分も気をつけなくちゃ」と思った。担ぐと思ったよりズシッと来なかったが、これは生身の軽い人が気を遣って担がれてるからであり、死体だったら ずっと重いだろう。サポートもしっかりしており、すぐ下で交代してくれ助かった。ザックを受取り上を見ると、ガスの中から落石が来た。粕川さんがいち早く 「ラクッ」と叫んだ。自分も小さめの声でラクッと言うと、下の井上さんが「ラク、ラク、ラク~」と叫んだ。落石は我々の右岸寄りを通過した。それでまた怒 られながら確保しているとき、下から井上さんの「誰か落ちたぞ~。止めろ~。誰か止めてやれ~。」という声がした。結局井上さんが、止めてくれた。訓練 は、総じて去年より悪条件下の緊迫したもので、北股沢の出合の上で、井上さんから「訓練中止」と声が掛かった。11:49北股沢の出合(1480)に降り ると、井上さんに笑顔が戻っていた。しかし注意したり、叱咤激励したり、体を張ったりで、声はガラガラだった。ここで殆どの人が、アイゼンを外し、足を滑 らせながら下った。本石転びの出合を過ぎた辺りから凹凸が出て、あまり滑らなくなった。12:31石転びの出合(880)。自分では楽しんだつもりだった が、「疲れた顔をしている」と言われた。梶川の出合の手前の水場で食事休憩をして13:38うまい水(600)。井上さんからブナもやしを教えてもらって 14:15砂防ダム(490)、14:28温身平(450)で講評。粕川さんの車に乗せていただき大淵で道具を返し解散。梅花皮荘で風呂に入り新潟へ戻っ た。
 参加した感想だが。担ぐのはハートの問題で、少しずつなら交代で出来ると思う。確保や全体のチェックは頭の問題で、先が読めないとだめだ。とにかく気持 ちのよい集まりなので、この輪の中に居れるよう、研鑽を積もうと思いました。小国山岳会の皆様、県岳連の皆様、高体連の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました。              20060530桃パパ
1p1010080_2_2 1p1010085_2 1p1010086_2 1p1010070_1 1p1010072_1 1p1010074_1 1p1010076_1 1p1010084_1 1p1010087 1p1010091 ①石転び出合
②アイゼン登降
③落石チェック
④雪崩跡
⑤うまい水?
⑥ヒコエモン平?
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