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2005年9月13日 (火)

2005年09月10~11日 白峰三山

1gps 南アルプスは、でかくてどこから手をつけて良いかわからなかったが、火曜日に空撮写真集を4割引で買い、見るうち、白峰三山が地図から浮かび上がってきた。本当は来週の3連休で行くつもりだったが、かみさんに来週の土曜日はバザーだと言われた。それで断念しかけたが、木曜日にICIで間ノ岳と夜叉神峠の地形図が手に入り、縁を感じて今週行った。

9月9日
 事務所の鍵を閉め、18:10頃新潟を出てノンストップで21:39甲府のホテル着。気が昂ぶって眠れない。奈良田から市営北岳山荘に入るつもりだったが、昼に広河原から入ることに決め、目覚ましを止め、二度寝して体力の回復を図る。今度は寝れた。
9月10日
 09:10頃ホテル発、コンビニに寄り、少し給油して、11:00前丸山林道入口。車を置いて11:12のバスに乗る。12:10広河原(1500)。 12:17GPSのスイッチを入れる。地元の人に道を聞いているとき、ストックをバスに忘れたことに気づく。とんだ大ぽかだ。どうも自分は一つのことに気 を取られると他のことを忘れるらしい。無線で連絡を取って貰い、身延の営業所でストックを受け取る段取りをした。自分が最近長く歩けるのもストックのおか げなので本当に青くなった。12:26気を取り直して発(1500)。
 野呂川左岸を少し歩き、吊橋を渡り広河原山荘を過ぎると、ダケカンバの歩き杖が5~6本置かれている。そのうち2本取る。1本はあつらえたようにぴった り、もう一本は少し短い。カラマツ林を進み、12:52白根御池小屋分岐(1650)を過ぎ、大樺沢左岸を行く。12:58子供の握り拳位ある大きなアザ ミがある。13:15枝沢を渡ると(1770)、行く手が荒れた斜面になり、13:41~13:51大樺沢を右岸に渡り休む。枝沢の伏流水が冷たくておい しい(1920)。降りてきた人達に「これから登るのか。頑張れ」と言われる。14:04左岸に渡り返すところで学生風が4~5人休んでいる (2000)。この先がれた歩きとなる。単独行に追いつかれるが、荷が重そうでまた離れる。
 14:38~14:47二股(2230)で別な単独行に追いつく。八本歯のコルの方はガスで、すぐ近くの霧の中から発電機の音がする。水を採るパイプか 何かが白根御池小屋へ続いているようだ。小太郎尾根の方は見えるので、単独行が「この先急登だ」とか弱気になってる。「アップダウンも何もない。あそこま で登るだけだ」と励ます。それでこの人に少し遅れて出たが、偉そうなことを行った割に右足のふくらはぎがつる感じ。最近行ってないので飯豊の神通力も消え かけている。沢を離れ15:23樹林帯のトラバース途中、平地で休憩していると(2410)最初の単独行にも抜かれてしまう。でも今日は最低の仕事(肩の 小屋まで行くこと)をすればいいので、リラックスして歩く。沢筋に戻るあたりで先ほどの2人をパスし、16:05~16:13鳳凰三山のガスが薄くなり、 山が見えつ隠れつするのを見ながら休む(2710)。16:19斜度緩み道が広くなり、白根御池からの登路合わさる(2740)。テントを担いだ年配の単 独行が一人休んでおり年配なのにテントを担ぐとはと感心する。
 この先が草滑りで、滑りやすい登りと聞いていた。真っ直ぐ登ると、先ほどの単独行から、「滑りやすいので巻道を使った方がいい」と声がかかる。でもこれ 位なら当たり前なので直登する。そしてすぐ上で巻道が合わさった。もっと急登を想像していたが南にトラバースして北に戻るような登路だった。16:34小 太郎尾根に乗る(2830)。やはり鳳凰三山が見えつ隠れつしている。斜度が緩んだ中、先程の単独行を待ち、礼を言って歩き出す。尾根を振り返ると西側か らガスが取れていく。栃木の4人パーティをパスする。蛇紋岩に紫の縞が入ったような半貴石を見つける。持って帰りたいが重すぎて無理だ。
 17:10肩の小屋(3010)。食事して新館に案内される。一畳に一人余裕の部屋割りだ。小屋前に出ると甲斐駒が夕闇に浮かんでいる。若者に写真を 撮って貰い少し話す。甲斐駒を見ながら何故かカムエクの話になる。若者の彼女が来たのを潮に部屋に戻る。先ほどの栃木の4人パーティ(あの後二人来たので 6人パーティ)と山の話をする。女峰山を勧められる。酒を勧められるが明日本気なので遠慮する。自然体でいいパーティだった。という訳で20:00頃寝た が23:00頃2階の女性が告白大会みたいなことをやってたので、静かにしてもらった。夜中にトイレにおきると頭上だけ星が見えた。そこは天の川で柔らか い優しい感じの星空だった。なんだかんだで5~6時間寝れた。

9/11 
 04:30起床、ライトを点けず支度する。外に出ると04:42頃地平線がうっすらオレンジになり富士のシルエットが黒く浮かぶ。気が逸り、GPSのス イッチを入れず歩き出す。04:49スイッチを入れる。全くガスの中だ。05:03両俣分岐(3090)、05:28北岳(3192.4)。誰もいない山 頂で弁当を食べ御来迎を待つ。目の前のガスがピンク色に染まり御来迎を知る。悲しい。05:49北岳発、少しずつガスが取れていく。右手に木曽駒、正面に 大きな頭が顔を出し、間ノ岳が姿を現し、やる気になる。06:19吊尾根分岐(3080)。この先は引き返せない。ここまでの景色で先に進むと決めた。
 06:51市営北岳山荘付近(2890)がれた石の上で鐘を鳴らす。ゆっくり登り返し07:27中白根山(3055)。この先は北岳の肩から甲斐駒が出 てくるのを楽しみに振り返りながら歩く。仙丈はちょうどこちら側に綿のような雲がかかりなかなか取れない。昨日カムエクの話をした人から間ノ岳まできつい と聞いたが、ここまではそれほどでもないと思う。でもこの先に歩き出すとなるほどと思う。アップダウンがすごいというのではないが、間ノ岳のピークが長く なかなか終わらない。先ほど北岳山荘でテントを畳んでいた若者2人に抜かれる。08:21間ノ岳に着く。仙丈、北岳、甲斐駒、鳳凰三山、富士、塩見、悪 沢、赤石、と素晴らしい展望が続く。先ほどの大阪の二人組と写真を撮り合う。すぐ出るつもりだったが、このときメガネを落とし一緒に探してもらう。(メガ ネを落とすと一人で探せない位目が悪い)。北岳と甲斐駒をバックに撮った所から出てきて、自分のテンション高すぎたと反省。08:47間ノ岳 (3189.3)から富士を見ながら歩き始め、農鳥をピストンしてきたという男女とスライド。写真を撮ると富士から雲を伝ってきたようだ。農鳥小屋はすぐ そこに見えながら、思ったより時間がかかった。09:28三国平分岐(2810)は地形図より北にあり、登路自体変わっているようだ。道標の先に富士が すっきりと見えた。09:37農鳥小屋(2800)にさしかかると丁度管理人さんが西農鳥に歩き始めた所だった。小屋を通り抜け後を追った。管理人さんは 小さな岩に身を隠すと双眼鏡を取り出した。熊でも見ているのか三国平からのトラバース道を静かに見ていた。自分も静かに「こんにちはと挨拶した。管理人さ んは静かに頷いただけだった。間ノ岳が堂々と立ちふさがり、青空の上に揚羽蝶が飛んでいた。最初は緩い登りだったが、西農鳥岳東壁がのしかかるように見え る頃からきつい登りになった。10:29~10:40西農鳥岳付近から塩見岳、赤石、悪沢の展望を楽しむ(3030)。富士には大分雲が上がってきた。こ こから農鳥岳までは平坦な道に見えたが、思いの外時間がかかった。途中大門沢小屋からという単独行とスライドする。11:20~11:33農鳥岳 (3025.9)。富士はわずかにピークが見える。奈良田へ降りるか大門沢までという単独行が休んでいた。明日も休みとのことで羨ましい。富士に別れを告 げ歩き出す。下降点までは二重山稜の下側を通る。緩やかで歩きやすい。わずかに雨粒が顔に当たる。ここまで持ってくれて感謝だ。
 12:02大門沢下降点(2830)。黄色い櫓からハイマツ帯に降りていく。針葉樹林帯の下りに入ってからが長い。途中崩壊地のような所がある。ヘリカ ルアンテナの悲しさで、この先のログはずたずただ。13:27一度大門沢の右岸へ出て、大門沢小屋は近いような気になる(2040)。しかし樹林帯のトラ バースが続きなかなか着かない。樹林帯の中で小屋の屋根が見えほっとする。14:08~14:23大門沢小屋(1710)。トマトジュースが甘い。うどん を補給して歩き出す。雨粒が少し当たるがもう樹林帯なのでかまわない。
 最初右岸を歩きすぐに左岸に渡る。へつりには桟橋が掛けられている。再び右岸に戻る。靴ひもを直すとき足が震え、足が笑っているのに気づく。尾根を巻く ところは地形図よりかなり高い。15:07尾根と交差(1500)する。この北側は実に美しい林相でカラマツの木々が続き、誰も足を踏み入れたことのない ような、緑の林床に朽木が横たわっていた。生と死が時間を超えて存在する静謐の空間だ。写真を撮ったがぶれた。尾根に交差すると地形図よりも急に斜降して いくので、もう八丁坂に入ったかと思った。しかし、すぐに落ち着き、なだらかな斜面をまっすぐ降りていった。少し斜面をトラバースすると下側に白い流れが 見え。そこに至るつづらおれの登路が見えた。ここが15:21八丁坂の上(1340)だろう。八丁坂はすぐ終わり15:35大古森沢を渡っ た。(1230?)。そのとき黄色いザックカバーをつけた人影が見えた。渡り終わると消えていたので、疲れて幻覚を見たのかと思った。15:56小古森沢 (1160?)。ここらへんのログはめためたで標高もいい加減だ。16:02吊橋(1130)、そして16:10吊橋(1090)で先ほどの人達を見た。 男女8人パーテイだが吊り橋で時間がかかっているようだった。16:19吊橋(1040)。ほどなく広い道に出て、先ほどの8人パーテイをパスする。しば らくするとアスファルトになり歩きやすくなる。この先は長く右手の尾根が落ち込むのを励みに歩く。発電所の建物が見える頃、左手の山の神に、ダケカンバの 歩き杖を返す。よく助けてくれた。16:50第一発電所バス停(860)。すぐに先ほどの人達が来た。16:58バスが来た。全員は乗れないので、自分と 女性3人と荷物だけ載せた。17:03~17:10頃丸山林道入口に着き、荷物の載せ替えを手伝いバイバイした。風呂は終わっている所が多く、奈良田のお 寺のつるつるする湯に入った。すると先ほどの人達も入ってきた。自分の大ポカの後始末で、身延駅の山交営業所まで行きストックを受け取った。このとき強い 雨が降った。19:00過ぎここを出て20:20頃甲府昭和ICに乗る。思ったほど疲れず23:58新潟着。トマトジュースを2本飲んで寝た。赤石山脈のでかさに触れた山旅だった。 20050913桃パパ
1pict8850_1 1pict8867_1 1pict8883 1pict8921_2 1pict8926 1pict8820_2 1pict8847 1pict8919 1pict8932 1pict8945 1pict8951 ①間の岳
②北岳付近で
③富士
④農鳥岳
⑤農鳥岳付近
⑥間の岳
⑦間の岳
⑧間の岳
⑨間の岳
⑩農鳥岳
⑪農鳥岳付近
⑫間の岳

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