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2005年8月 9日 (火)

2005年8月6~7日 称名平~剱岳

1gps99 8月6日
 03:00起床、「hope」の口笛で支度し、03:32新潟発、06:02桂台ゲート(19:00~06:00迄閉鎖)を通り、06:10頃称名平駐車場(960)。06:39歩き出し、06:49大日岳登り口(1040)。称名滝の水煙を見て、登りにかかる。見通しの効かないつづらおれで、梶川尾根と合戦尾根の中間位の斜度。

よく整備され歩きやすい。07:32猿ヶ馬場(1360)を過ぎると尾根が近づき、やる気になる。07:51細い尾根に乗り(1460)、07:52牛の首尾根標識(1470)から少し歩くと大日平の展望が開ける。木道の敷かれた草原が続き、突き当たりに大日小屋が見える。見えているけど遠いので、後ろの 尾根のピークを数え、大日岳の鞍部に出る道形を考えたり、弥陀ヶ原に走るバスを見たりしながら、歩く。08:47~08:56大日小屋。少し歩いた所でエアリアを忘れたと思い込み小屋に戻るが、サイドポケットから出てきて一安心。草原に戻り、白い岩を越えた辺りから、石のごろごろした沢筋になる。時々沢と 交わる。09:48ありがたく水を採る(1960)。09:51水場に5~6人休んでいる。すぐ上に2050mの岩があり(1980)、大日岳から続く稜 線に青空が広がる。水場を出てもつづら折りの登りが続く。二人連れの学生を抜くとき「こんな急な道、二度と来たくない。」と聞こえる。私は効率のよい登り で好きだ。何より水が採れるのが良い。暑くなったので、タオルを沢水に浸し頭に巻いたら快適だった。10:51終わりかけのキヌガサソウを見た辺りから沢 筋を離れ、東北東にトラバースを始める(2300)。11:02鞍部に大日小屋が見え始めるが、そこからが長かった。右手にコバイケイソウ、チングルマ、 タテヤマウツボグサ、左手に雪が出てきて、11:23大日小屋(2420)。コーラを買い、小屋前でリンゴを食べる。(この小屋は多分いい小屋だ。何か暖 かいものを感じた)。11:44大日小屋(2420)を出て、緩く登り振り返ると大日岳が半分ガスから出ていた。小さなピークを越えると木道の周りに七福 園のお花畑が広がる。リンドウを撮り2430mまで緩く登る。下りかけると奥大日岳が西面にガスを纏い大迫力で迫って来る。12:34鞍部(2390)、 この先も急登だったろうが、剣山荘からの印象が強烈で記憶が飛んだ。12:54梯子はたいしたことない(2460)。龍王岳と立山見え始めると、道が巻き 始める。正面に丸いピークが見えるがなかなか近づかない。13:10女性二人連れを撮る。疲れてるはずだが立山をバックにポーズを取ってくれた。 13:12僕の大好きなキヌガサソウがある。13:31~13:51奥大日岳(2605)。小屋からここまで思ったより時間がかかったので、桃を食べなが ら、この先の登路を観察する。歩き出すとすぐ尾根を西に外れトラバースになる。2470m鞍部付近からカガミ谷と剱御前がすごい迫力で見える。14:16 剱がガスの中から、ちらりと覗く。黒々とした岩肌がガスを纏い、暴力的で引きつけるような凄みがある。14:24小ピークからライチョウ平を見下ろす (2511)。色とりどりのテントがのどかだ。14:46 2440ポコンの南から剱御前小屋への登りが手に取るようだ。ここからは地図の標高差よりきつ そうに見える(2400)。14:50室堂乗越(2350)から立山、雷鳥平、室堂平、ミクリガ池などが見えるが、どれも人工物があり、興味が急速に薄れ ていく。15:05新室堂乗越(2380)。奥大日岳からここまでは、思ったより早く来れた。この先の登りは見た目ほどきつくないが、後ろから遠雷が聞こ え、弥陀ヶ原まで雲が来たので、振り向きながら追われるように歩いた。ピークの南をトラバースして16:21剱御前小屋(2750)この先は緩やかな下り で「もう終わったの」という感じだった。小屋からは八ツ峰と源次郎尾根が間延びして見えた。16:29剱御前小屋(2750)を出て雪渓の名残を過ぎ 16:39水場(2700)。剱沢の色とりどりのテン場を見下ろし、進むうち雲を纏った剱が迫力を持って近づいてくる。名山とかそういうノリでなく、ただ ただすごい。クロユリのコルの手前でがれた道を降りて17:29剣山荘(2470)。あわよくば山頂でビバークなどと思ったが、僕の実力ではここまで。お となしく宿泊受付をする。このとき財布を落として青くなったが、すぐに出てきた。大感謝。遅く着いた功名か、3人で二畳のところを一人一畳で寝られた。夕 食は贅沢ではないが自分には十分だった。21:00頃雨が降り、ビバークしなくて良かったと思いながら寝た。
8月7日
 03:00起床、「星が出てるぞ」の声に機械的に動き出す。ゆっくり支度して03:38剱山荘発(2470)。21年振りの暗闇の登路に「まあ、なんと かなるでしょ」と呟く。03:50尾根に乗る手前で学生パーティに追いつく(2550)。緩く登り04:05一服剱(2618)。前剱の登りにかかると登 路が厳しくなり、時間がかかった。04:58~05:04前剱(2813)。その少し先で、尾根の東面を歩いているとき05:09御来迎(2780)。腰 を下ろし、しばらく見る。この先、稜線の東側を巻きすぎて、少し戻り尾根を西側に越えた。登路が落ち着いたので、しばらくは前剱、別山、立山を振り返り歩 けた。そのうち開けた場所に出たので、05:50平蔵のコルと思いポイントを打った(2820)。でもここは違った。尾根を越えると滑りやすい岩と鎖が 待っていた。そして、十分下らないうちに回り込み、下山路に入り込んだ。分岐に戻り、少し降りてから進むと、平蔵のコルの東側直下、すなわちカニのタテバ イの下に出た(2850)。この前後から横浜の佐藤さんの後を歩いた。センスが良く、歩き方の波長が合った。カニのタテバイの通過に 06:10~06:15位かかった。細かいことは覚えていないが、とにかく一番怖かった。一段落して振り返ると、鋸歯状の尾根を点々と来る人々が地獄の亡 者のようだった。ガリー状の細い溝を登ると斜度が落ち、振り向くと針ノ木岳?、立山、薬師岳が雲に浮かんでいた。がれた緩い道にライチョウを見る頃、尾根 に乗った。日に光る雲の下を東に進み、社が見え06:38剱岳(2999)。居合わせた人と写真を撮り合い、立山、早月尾根、八ツ峰の鋸歯の展望を楽し む。早めに出て良かったと思う。腹が減り剣山荘の弁当を食べる。鮭の切り身などが入りおいしかった。そろそろ人も増えるので07:00剱岳(2999)を 出た。緩く下ると07:14ライチョウの親子がいた。人を怖れないライチョウでヒナは50cm位まで近寄れた。ライチョウの写真は佐藤さんが撮ったもの だ。その少し先のガリーの上まで来たとき、一杯登ってきた。10人位通して、降りると「あとどの位ですか」とか「まだ難所はありますか」と聞くので、「も う少し」とか「ありません」とか答えて降りた。ガリーを降りたら07:23「下山路」と岩にペンキで書いてあった(2860)。「やった~。これでタテバ イを通らなくて済む」と喜んでいたら、すぐに鎖が横に張られ、第一歩目のスタンスが空中にありそうな所、すなわちカニのヨコバイに出た。これは第一歩がガ クンと下がる所が怖く、冷や汗ものだった。なんとか通過して「いや~、やな汗かいたぜ」と呟いていると、佐藤さんがにこにこしながら降りてきた。この後梯 子を下り鎖を使うと、ようやく登路が落ち着いた。ちなみに私がへっぴり腰で下っている写真も、佐藤さんからいただいた。少し進み07:37カニのタテバイ を振り返ると50人位並んでおり、改めて早めに登って良かったと思った。先に進み一枚岩を鎖で登り西側の下山路に入った。剱は登りが東側、下りが西側を通 るように道がつけられており、西側の方が歩きやすかった。07:56剱を振り返ると山頂に点々と人影が見えた。08:17前剱でGPSのバッテリーが切れ た(2813)。この先の下りはつらかった。自分はいつもダブルストックで下りの下手さを消すのだが、今回は登路が厳しいので剱山荘に置いてきた。それで 下手さがもろに出た。08:39ようやく一服剱と剱沢を見下ろす所に来た。08:53鞍部付近から前剱を振り返り、09:02一服剱(2618)でカロ リーメイトを食べた。そして改めて剣山荘を見下ろすと実にいい位置にあった。09:24~09:58剣山荘(2470)でこの先の登路を考えた。剱で思い の外時間がかかったので、立山三山を諦め、ライチョウ坂を下りて、海にちょっと寄ろうと思った。そこまで決めて剣山荘でソバを食べたら元気が出た。剣山荘 からトラバース道までのがれた登りは意外に疲れた。しかしダブルストックがあるので安心して歩けた。10:26トラバース道を歩き振り返ると剱は殆ど雲に 入っていた。雪を何箇所か通ると10:56剱御前小屋が見えた。11:10頃剱御前小屋に着き単三4本を買いGPSに入れた。その売店の女性が可愛かったので、外から手を振ってみた。そしたら外に出てきたので、写真を撮ってもらった。11:24剱御前小屋発(2750)。ライチョウ坂は斜度は普通だが剱 通過に疲れているのか、なかなか時間がかかった。12:11カメラを抱えた滋賀の女性に頼み、写真を撮る。もっと話したいが急ぐのでしょうがない。 12:14ライチョウ坂下(2260)から橋を渡り12:19ライチョウ沢キャンプ場(2270)、この先は山気が消え、つまらない。12:42地獄谷 (2310)、12:57ミクリガ池(2400)、13:15室堂ターミナル(2420)。13:40室堂ターミナル(2420)のバスに乗る。運転手さ んから天狗の庭と美松坂というバス停を教えて貰う。14:11弘法バス停(1620)、14:26八郎坂分岐(1570)、14:31美女平分岐 (1550)、ここから急に下り、ダラダラ歩いて14:54称名滝展望台(1400)。ガスっている。この先で雨が降ってきた。そして自分が本当に疲れた ときに出る、乳化した汗のニオイがしてきた。急だが良く整備されたつづら折れを下り15:12もう一度称名滝展望台(1270)。ガスを通し滝が見える。 15:42八郎坂(1030)から飛龍橋を渡り、15:49大日岳登り口(1040)辺りから激しい雨に叩かれた。サンダルを持ち、裸足で歩く観光客に混 じり16:03称名平駐車場(960)。海に入る夢も消え新潟に戻った。 20050809桃パパ

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②1980m付近
③タテヤマリンドウ
④奥大日岳?
⑤キヌガサソウ



⑨登路


⑫イ
⑬カニのタテバイ
⑭鋸歯
⑮登路
⑯カニのヨコバイ
⑰タテバイ待ち



①ライチョウ沢キャンプ場

③奥大日岳の下で





⑨山頂


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