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2005年8月30日 (火)

2005年8月28~29日 白山中宮道~楽々新道

Gps2003年に観光新道を往復したが、観光地みたいで、つまらないと思った。中宮道には白山本来の姿があると聞き、憧れていた。本当は27~28日で行くつもりだったが、登路を舐めているのに気づき、山行を中止した。そして地形図を本気で見た。

頭の中で登路のイメージが採れたので、旅館を予約し、27日の09:30頃家を出て下道でのんびり行った。高岡の山正で鱒寿司を買い、鶴来のマルエーで酢 豚とか買い、19:30頃山田屋さんに着いた。アブが廊下に出たが、いい風呂で宿の人は親切だった。山正の鱒寿司は作りたてで、生っぽく、行動食には不向 きだった。それで急遽おかみさんに頼んでおにぎりを3個握って貰った。1個150円でいいと言われ、感激した。カシミールと地形図とエアリアと山行記録を 出して登路をなぞり、22:30頃寝た。なお、今回のGPSはヘリカルアンテナのため、中宮温泉のログが採れてない。
8月28日
 05:24中宮温泉駐車場(670)、橋を渡り湯谷右岸を上っていく。旅館の3階からおかみさんが見送っている。工事現場を抜け、流れが細くなると板を 渡り、05:36中宮道登山口(730)。急な階段を上り標高を稼ぐ。850mで斜度が緩みまた登りにかかる。普通の斜度だと思う。上の方でガサガサとい う。気配が露わなので猿だなと思う。ピーク付近で樹間から赤いほっぺたが見え、やはり猿だった。06:39斜度緩み次三角点(1170)。その少し先で 06:40~06:49清浄坂標柱でおにぎりを食べる。タクアンの古漬けが有り難い。この辺りブナがいい。たらたら歩いていると尾根が痩せてきて 06:59~07:06馬が背。真っ直ぐ進み、肝を冷やすが、よく見ると松の木の裏に、巻道があった。
 馬が背直前には、コゴメグサのような花が一杯生えていたが、写真が小さすぎ判別できない。空には鱗雲があり、日本海側にわずかに青空が見える。鞍部を過 ぎ標高1230m付近で07:12かもしかを見る。すぐ下の斜面で身動きせず、私の通過を待っている。へたくそだが気づかぬふりで通り過ぎる。07:40 の1370mのポイントはよくわからない。沢音がすぐ下で聞こえたので、水場と思って打ったのだろうが、地形的には、この先の1350m付近の方がふさわ しそうで不思議だ。トチノキ坂は、坂というけどトラバースで、日本海側の青空や、真っ赤なタマゴダ
ケ位しか印象に残ってない。08:07水場(1400)、08:11水場(1400)。どちらか一つはかなり細い。08:17湯谷の頭分岐標柱。ピークの 南東にあるが踏跡は見えなかった(1420)。08:18ゴマ平小屋に泊まりという単独行とスライド。北の山肌にスーパー林道が這っている。道形から国見 山と瓢箪山とわかる。さらに北に青空がある。木と石畳を組んだ階段が現れ程なく08:32~08:41しなのき平避難小屋(1470)。木の根方でおにぎ りを食べる。歩き出すと、小屋の東の尾根にスラブの岩肌が見える。これが大屏風だろう。1533ピークの東を巻き緩やかに下りていく。08:55鞍部 (1430)の大イチイ。イチイ坂を歩き、09:31トラバースが始まる(1690)。ここが「中宮道」だが、特に遺跡とかはない。ただのどかで歩きやす い。もっとも地形図より西に道が付け替えられているので、古い道形には何かあるのかもしれない。程なく09:33滝が岳の標柱。行く手はオオシラビソが目 立つ。オオシラビソの間から剣が峰と大汝峰を見ながら下り10:08鞍部(1580)。ブナとオオシラビソが混ざっている。カエデ坂の登りにかかるとログ が乱れる。細かくカーブがつけられた登りだった。10:57ゴマ平小屋直前の標柱。→に従い、西の水飲み場に行くと藪になり焦る(1840)。程なく 11:02ゴマ平避難小屋(1850)。再び水場の←がありほっとする。北縦走路に入り小屋東側70mで11:07水場(1840)。冷たくておいしい。 おにぎりを食べるといつの間にか11:28、ゴマ平避難小屋発(1850)。笹ののどかな道が続く。確かに長いけれどハードではないと思う。剣が峰、火の 御子峰、奥三方岳、雲の上に北アルプスなどを見ながらスタスタ歩く。12:21本来の三俣峠(1960)はダケカンバが目立つ。目の前の間名古の頭から奥 三方岳への連なりは、植生の感じが、ニセ巻機から見た巻機山と似ている。ジグザグに登り間名古の頭の西を巻く登路を観察する。登り始めると少し雨が降る。 トラノオとオウレンのような黄色い花を見て12:29三俣峠標柱(2020)。オオシラビソを見ながらトラバース途中12:38間名古の頭標柱 (2040)。そろそろ山頂にガスがかかり始める。
 火の御子峰の荒々しい山肌を見ながら歩く。13:20笹原で「今日初めて人に会いましたわ」という単独行者とスライド。「山頂は夕方になりますね」とい われ、「そうですね」と答える。13:25うぐいす平(2100)は笹原でナナカマドのような木が混じっている。13:36~13:45地獄覗。山頂にガ スがかかる。疲れて来たのか、しきりにあくびが出る。奥三方岳の三角形と荒れた岩肌が見事だ。北弥陀ヶ原への登路を観察する。緩やかに登って、更に弛緩す る感じで平になっている。この辺りから花が良くなる。14:01~14:17ヤマハハコ、ノアザミ、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンフウロ、ダイモンジ ソウ、フデリンドウ、シモツケソウなどがある。特にノアザミが見事だ。振り返ると草原の向こうの雲の上に剱と立山が見える。剱はすぐに隠れたが立山は見え 続けた。木道を歩き14:33北弥陀ヶ原付近で、岩の窪みがあり、昔の岩室かと思う(2260)。14:57ピーク(2349)を過ぎ、這松の中を下りて いく。お花松原より上はガスに隠れている。赤い実とハクサントリカブトの紫のコントラストが鮮やかだ。鳥が赤い実をついばんでいる。15:18お花松原 (2260)で弱い雨の中、カロリーメイトと梨を食う。ここからの登りはきつそうだ。15:43木イチゴの赤い実がおいしそうで、つい食べてしまう。バチ があたったのか腹具合が悪くなる。しばらくトラバースして、ヒルバオ雪渓跡を過ぎた辺りからきつくなる。がれた登りを続け右手にテーブルのような岩を見 て、16:45翠が池北の標柱(2590)。ちょうど大汝峰に太陽がかかっていた。17:03血の池分岐(2580)。御前峰への色気が出て少し入るが、 思ったよりかかりそうなので引き返す。17:13千蛇が池は半分氷だった(2570)。17:38室堂(2440)。奥宮に寄り職場のおみやげにお札を買 う。巫女さんに「ようお参りされました」と言われる。フロントで、食事の時間が終わりかけなので、部屋に行く前に食事するよう言われる。子持ち魚の甘露煮 がうまく、大盛りのご飯を食べた。さて、中宮道はいい道だが、腹一杯という感じなので楽々新道か岩間道、あわよくば別当に下りちゃおうと思った。それでフ ロントに交通機関を聞いたが、別当出合は接続が難しそうなので、部屋で作戦を練った。その前に食料が少なくなったので早弁を2つ頼んだ。部屋で地図を見 て、楽々新道か岩間道、ダムの導水管を使い、運が良ければヒッチハイクということに決めた。一人一畳で余裕で寝られた。部屋には単独行、夫婦連れ、若い女 性の二人連れなど様々な人達が居た。夜中外に出ると星が地平線近くまで見えた。早池峰の次に素晴らしい星空だった。
8月29日
 03:40起床。04:29室堂(2440)、奥宮からド~ン、ド~ン、ドンドンドンと目覚めの太鼓が響く。白山の朝を実感する。段々斜度が出てくる。 04:41青石(2540)、高天原で斜度が緩む。最後の登りはきつく感じる。途中でヘッドランプを消す。すぐお社の屋根が見え、05:02~05:35 御前峰付近(2690)。手前の眺めの良さそうな所に陣取る。05:10頃、紫の袴を履いた神主さんが山頂の岩に立ち講釈を始めた。北から剱、立山、薬師 (ここで皆なるほどね~と頷いた)、黒部五郎、槍、大キレット、穂高、乗鞍、御岳、少し離れて小さな三角形の山が恵那山と教えてくれた。「そろそろ出ま す」と神主さんがいうと赤い血のように純粋な光が大キレットからぴかりと出た。今年一番キレのある御来迎で、手を打ち拝んだ。後ろを向くと昨日のフロント の女性が御来迎を見ていた。神主さんは「あなた方は幸せな人です」というようなことを言って岩から下りた。そして社の前で祝詞をあげた。私は景色を見なが ら早弁を食べた。これは彩りも美しいちらし寿司で感動した。
 それから、3人連れの女性に写真を撮って貰い、さっき神主さんが居た場所に行き、写真を撮った(御前峰2702.2m)。もっと話したいが時間がない。 翠池の北から踏み跡をたどり昨日の標柱に出た。南に戻り06:14大汝分岐(2580)からトラバース。これで美しい山ともお別れ。でもトラバースの終わ りから見る七倉山も美しい。緩やかに下り06:54お手水鉢(2460)。この先の登りは思ったより時間がかかった。
 07:14~07:21七倉山の肩で加賀禅定道を行く大阪の若者と話す(2500)。楽々新道は地形図通り登り返しのない道で、清浄が原の辺りは真っ平 らだった。その分見返し坂にかかると急だ。登りではここがきついだろう。08:54岩間道分岐(2060)。薬師山の登り返しと小桜平の草原を見比べ、迷 わず楽々新道に進んだ。09:07~09:18小桜平ヒュッテ(1990)で二つ目の早弁を食べる。おいしい。もう一個頼めば良かった(ばきぼか)。草原 を外れ斜度が出る。09:56平坦地(1775)オオシラビソが目立つ。10:03古い標柱。丈の高いオオシラビソ(1740)。この先は道形に特徴があ り、地形図と実景を合わせやすかった。涸れた沢を2本渡り1350m位から下り始める。適度の斜度で本当に下りやすい。展望は良くないが登り返しがなく本 当に下り向けだと思う。左手にコンクリートの路面が見え11:44丸石谷林道登山口(890)。12:07新岩間温泉(780)。この先白峰の地形図は 持ってきてない。エアリアを見ながら進み12:24ダム管理所(730)。パイプに沿う階段を下るが二股に分かれる。エアリアではどちらかわからない。つ い楽そうな余水管理路に入る。12:41余水管理路終点(620)、で階段は終わり。風がヒョゥ~と吹いている。尾根も藪なので登り返す。今度は導水管巡 視路だが、この階段は70度位ありそうだ。急で見通しも良く、一段の幅も足の半分しかない。ストックを突き冷汗をかいて下りた。ちなみにダムの写真に縦線 のように見えているのが導水管でその右側に階段がある。ダムまで下りて、やりおおせたと思った。尾添川にかかる橋を渡り13:20国道360号線 (560)。後は運任せ。3台目に空色の旧型プリウスが止まり、ありがたく乗せていただく。13:26中宮温泉分岐(620)。汗臭い私を乗せてくれて、 本当にありがとうございました。
 13:35中宮温泉駐車場(670)。白山一里野温泉で風呂に入ると先程の大阪の若者がいた。早かったなといわれ、ヒッチハイクしたんだと言った。さっ ぱりして、鶴来のマルエーで果物を食べながら休んだ。一昨日の鱒寿司は、トランクの中で発酵がすすみ実においしくなっていた。大鋸でおみやげの油揚げを買 い金沢西インターからオール高速で19:30新潟に着いた。何故かかみさんや子供が喜んで寄ってきた。中宮道は甲斐駒黒戸尾根みたいなのを想像してたが、 全然違った。でも白山は何故か好きだ。何か僕の知らない文化がある。また行くだろう。     20050830桃パパ





1pict8616 1pict8629  左08/28 07:56 タマゴダケ

 右 09:37 剣が峰と大汝峰







1pict8642 1pict8670  左 11:10 ゴマ平の水場


 右 14:01 野アザミ






1pict8680 1pict8687  左 14:15 雲の上に立山

 右 14:36 北弥陀ヶ原




1pict8691
1pict8697  左 15:02 お花松原へ

 右 16:02 お花







1pict8699 1pict8703  左 16:21 登路を振り返る

 右 16:45 大汝峰の太陽







1pict8704 1pict8712  左 16:46 剣が峰と御前峰

 右 17:23 室堂へ下りる







1pict8713 1pict8740  左 18:04 室堂からの展望


 右 08/29 05:16ご来迎を待つ人











1pict8744 1pict8756  左 05:22ご来迎

 右 05:31ご来迎を見る人









  左 05:31大キレットから出た

 右 05:33白山はいいね




1pict8763 1pict8768  左 05:42 室堂と別山

 右 06:33 七倉山




1pict8773 1pict8775  左 07:15 大汝峰を振り返る

 右 07:27 清浄が原




1pict8785 1pict8786  左 09:00 小桜平

 右 09:10 早弁





1pict8787 1pict8791  左09:27 花

 右10:21 巨樹







1pict8796
13:43 ダムの導水管。この脇の階段を下りた。かなり急で、一段の幅も狭い。

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