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2005年7月27日 (水)

2005年07月23~24日 表銀座(喜作新道)

1gps このコースは先週行くつもりだったが、甘く見て本当に登りたいと思ってなかった。それに気づいて山行を中止した。そして本当に好きになるまで調べた。7月22日の17:10に「お先に失礼します」と、職場を出る。今回の山行はここが大事だ。最低4時間寝ないと槍ヶ岳まで行けないからだ。みんな口をポカンと開けて見ていた。17:37家を出て、20:30豊科の大衆ホテル着。鱒寿司を食べて寝た。

07月23日
 03:30起床、04:50頃第一駐車場。最後の1台でラッキーだ。04:59駐車場発(1390)。曇り空の中、アスファルトの林道をとろとろ登る。 腹具合が悪く中房の公衆トイレに入り05:14発(1460)。緩やかな急登が始まる。危ない所にワイヤが張られ安心して歩ける。周りはカラマツ林か。き れいな林相だ。それにしても暑い。大気が湿気を帯びて肌がべとつく。この分では消耗しそうだと思う。05:41~05:50第一ベンチでバナナを3本食べ る。歩き出し2~3パーティをパスする。この辺り振り返ると有明山が大きく見える。第二ベンチまでは地形図より南の尾根を進む。天渓洞と合戦小屋を結ぶ ケーブルを潜り06:11第二ベンチ(1820)。
 この先で雨が降り出したが、すぐ止んだ。第二ベンチから第三ベンチまでは、水平距離の長さを感じるところだ。これは第二ベンチが、地形図の道形より早 く、尾根上に出てくるためだろう。06:39第三ベンチ(2000)、から富士見ベンチまでは斜度が増し、はしごがいくつかある。07:14富士見ベンチ (2200)付近は、松ヤニの香りがプウンとした。土が赤土から花崗岩ぽく変わり、カラマツが目立つようになると、霧の中からケーブルの音がゴウンゴウン と聞こえ07:43~07:56合戦小屋(2380)。腹具合が悪くトイレを借りた。かわいいバイトさんがスイカを売っていた。別な人が無線で750とか 800と言っており、どうも今日合戦尾根に入った人数のようだった。08:12合戦の頭(2489)。08:22一瞬ガスが切れ、尾根の上に燕山荘が見え た。テント場を過ぎ08:44~08:54燕山荘(2700)。マッチ棒の部屋盤が懐かしくフロントでしばらく見ていた。
 ガスの中、大天井岳へと歩き出す。砂礫地にコマクサが咲いている。アップダウンの少ない廊下のような道が続く。09:21蛙岩(2650)。平坦だった 道が100mほど下り09:54鞍部標識(2550)。ガスの中、時折霧雨が当たる。展望がないのは残念だが、今日のように長いコースではガスの方が消耗 しなくていい。また平坦な道が続くが、為右衛門吊岩の辺りだったか、少し東面を登る所があった。
 10:54切通岩で梯子を降りると喜作のレリーフがあった(2670)。レリーフの写真は撮らない。その代わり昔風に立派に歩いてやろうと思った。梯子 を登り程なく10:59大天井岳分岐(2710)。ここからビックリ平までが喜作の真骨頂。まずは、大天井岳の大きな山腹の西面を鋭く巻いていく。多少道 は悪いが、頭の良い人が作った鋭さがある。11:37大天井ヒュッテを見下ろし、改めて素晴らしいと思う(2700)。コマクサの植えられた斜面を下り 11:44~12:05大天井ヒュッテ(2700)。食堂のピカピカに磨かれた床に感心する。ところでもう12:00だ。日没が19:00として、西岳ま でコースタイム2時間50分、肩の小屋までのコースタイム4時間なので、ゆとりがない。それで焦って歩き出したのだが、道は牛首岳東面に平坦に着けられて おり、ピーク2つをすり抜け、12:29ビックリ平(2580)。バイパスに乗ったようなワープしたような不思議な登路だ。その先も平坦な道が続く。 13:07ガスの中クオンクオンと声がして左手を見るとライチョウのヒナが2羽いた。かわいいけれど、ガスッた時に現れる鳥なので、天気は回復しないだろ うと悲観的になった。赤岩岳の向こうにガスの切れ目から東鎌尾根が少し見える。水俣乗越への下りが標高差以上に大きく400m位に感じる。赤岩岳もアップ ダウンの少ない登路で、東面を巻く。ただ登路に岩の析出が見られ、今までよりは歩きにくい。この辺りでコバイケイソウ、クルマユリ、ニッコウキスゲ、ハク サンフウロなどが見られた。巻き終わる所で猿を4匹見た。西岳の前の小さな突起は痩せており、そこだけ尾根上に道がつけられていた。西岳東面の巻道をなだ らかに降り13:57~14:10ヒュッテ西岳(2680)。14:30目標だったが、思ったより早く来れてほっとした。西岳を出ると少し尾根沿いを歩 き、すぐに梯子の連続する急な下りになった。ダケカンバの目立つ少し無理した感じの道だが、今まで平坦な道が続いたので楽しく下れた。途中、都立園芸高校 の皆さんとスライドした。下ると2490m鞍部に出るのだが、自分はここを水俣乗越と思っていたので落胆した。小さなピークを越え15:10水俣乗越 (2470)。ここは風の通る気持ちいい休み場で、天井沢方面が良く見えた。この先は概ね緩やかな登りだが、2595ピーク付近で、垂直な長い梯子が掛け られた下りがあった。後は梯子とかあるが、ダイグラのように足下が悪い所はなかった。そのうち前方のガスの中、蓮の花を広げたような見覚えのある岩が出て きて、頭の中で「ライチョウ平のヒュッテ大槍」という言葉を思い出した。少し先で登路に覆い被さる大岩があり、そこだけログが行き帰りとも乱れた。尾根を 槍沢側に近づいていき16:48ヒュッテ大槍(2860)。泊まりの人がテラスでくつろいでいた。この先は斜度も緩み尾根沿いをのんびり歩いた。 17:29槍がぼんやり見えるころ登路が尾根を外れ、肩の小屋に向かい始めた。ガスの中発動機の音と、談笑する声が聞こえ17:49肩の小屋 (3080)。かわいいバイトさんが宿泊受付をしてくれたが、晩飯を聞くと「トリ」とのことで、またかと思った。外に出て家に無事ついたよと電話した。今 日は子供の誕生日なのでハッピバースディを歌った。槍の穂は時折ガスが薄くなるが、展望はなさそうだった。どうしようかと思ったが、ガスの中疲れることも あるまいということで、ご飯を食べて寝た。今日は一人一畳でゆっくり寝られた。

07月24日
 03:35起床、表に出るとガスが切れてる。それ行けと03:50頃発。ランプを点けペンキを辿る。梯子が冷たく、手に吸い付くようだ。 04:12~05:12槍ヶ岳。6人ほどいたが段々人が集まってきた。ご来迎は04:49頃で大天井岳の南に少し雲に入ってから出た。展望は「世界を見下 ろす」感じで全てが低く見えた。表銀座を眼で辿ると、燕岳から大天井岳に来て、常念と分かれ、赤岩岳、西岳と来て東鎌でズドンと下がるので、今日中に中房 まで下りるというのが、他人事のようで現実的でなく思えた。笠ヶ岳の3つの突起、双六岳の平頂、立山から剱へ続く山体、鹿島槍?、などを楽しんだ。富士、 南アルプスは雲が湧き見えなかった。そのうち山頂も人が少なくなり、穂高の岩の城塞をじっくり楽しんだ。
 05:32~06:03肩の小屋(3080)。鮭の朝食を食べる。白いご飯がおいしい。僕は山小屋の食事はこれで十分だと思う。行くときは見えなかっ た、槍の穂先を何度も振り返りながら降り、06:41ヒュッテ大槍(2860)。07:37 2595ピークの梯子場を、三人パーテイが慎重に降りてい た。08:10水俣乗越(2470)。西岳への登りはそれほどきつくなく、振り返ると槍がガスに隠れていた。09:20~09:27ヒュッテ西岳 (2680)。この先は日に照らされ消耗した。赤岩岳の巻道で常念が大きな根張りでどっしりとしているのが印象的だった。11:00ビックリ平 (2580)。疲れているのか昨日より遅い。昨日は楽に感じた牛首山の巻道が今日は風が通らず暑く長い。へろへろになって11:33~11:53大天井 ヒュッテの食堂に逃げ込む(2650)。どんべえを食べGPSの電池とカメラのメモリを交換する。このヒュッテは絶妙の場所にあり本当に助かった。外に出 てガスの中、砂礫地のコマクサを撮りながら大天井岳の巻きに入る。12:45大天井岳分岐(2710)。12:51切通岩(2670)。ガスに助けられ ゆっくり歩く。13:44鞍部標識(2550)を過ぎたはずだが見つけられない。その先で昨日スライドした園芸高校をパスした。大下りの頭への登りで振り 向くと、彼らが歩いているのが見えた。14:05大下りの頭(2650)。この先平坦な登路に助けられ、殆ど惰性で進んだ。14:32蛙岩(2650)。 15:15燕山荘(2700)。このとき診療所側を通ったのでログが割れた。
 下りになり登路に変化が出るとほっとする。15:42合戦の頭(2489)。あとどれ位ですかと聞かれ、人によると答える。植生がカラマツに変わりケー ブルの音が聞こえ、15:52~16:05合戦小屋(2380)。昨日のバイトさんと少し話して、うどんを食べた。とてもおいしく、思い出話を聞いても らったら元気が出た。やったれ~と16:22富士見ベンチ(2200)、16:40第三ベンチ(2000)、17:00第二ベンチ(1820)、 17:16第一ベンチ(1670)、中房温泉の赤い屋根が見えてからが長い。スピードを落とし17:43中房温泉(1460)、17:52駐車場 (1390)。帰りは節約して柏崎から下道で帰った。翌日は子供とかみさんにこき使われた。それから田中屋で職場のおみやげにまんじゅうを25個買った。 これが大事だ。今回の山行はここで終わる。喜作は槍ヶ岳まで1日で行くために新道を開いた。だから僕も1日で歩いてみた。  20050727桃パパ



1pict8118_2 1pict8122_2 1pict8124_2  左 7/23 08:22燕山荘が見えた


 中 10:54切通岩
 

 右 11:37大天井ヒュッテ
 







1pict8139 1pict8140  左 15:29天井沢


 右 16:06雷鳥平が見えた






1pict8152 1pict8162  左 17:47肩の小屋


 右 07/24 04:14夜明け前






1pict8172 1pict8186  左 04:45常念を見下ろす

 右 04:49ご来迎






1pict8195 1pict8197  左 04:59燕岳方面


 右 05:01穂高






1pict8203 1pict8210  左 05:02蝶ヶ岳


 右 05:07双六方面






1pict8211 1pict8214  左 05:07剣立山


 右 05:07鹿島槍か





1pict8216 1pict8217  左 05:29槍を下りる

 右 05:30双六方面









1pict8221 1pict8223  左 06:24槍を振り返る

 右 06:28穂高





1pict8224 1pict8239  左 06:32槍を見る人


 右 07:37 2595の梯子場






1pict8270 1pict8282_1  左13:21コマクサ


 右15:58合戦小屋の人






1p2 槍ヶ岳からの展望 2005.07.24朝


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