1.山域・メンバー 飯豊・単独 画像
2.行動記録 04:10大石ダム(190)~06:37十貫平(270)~07:29ゼカイ沢(280)~08:26吊橋(340)~08:32~09:01大熊小屋(370)~09:17大熊沢の吊橋(410)~09:33尾根に乗る(480)~12:59新六の池(1510)~13:21杁差小屋(1620)~13:25~44杁差岳(1636)~14:18前杁差岳(1534)~14:59千本峰(1164)~15:35権内峰(1001)~16:03カモス頭(847)~17:02東俣第一橋(320)~17:35東俣第二橋(310)~19:36大石ダム(190)
3.報告 ダムを渡り、トンネルの左手のスイッチを入れると10分間照明が点く。舗装路面は滝倉橋で終わり。ゲートをすり抜けてきたバイクが2台置いてある。晴天が続いたせいかダム湖の水が少ない。道が丁寧に付けられていて、カジガネの岩肌はそれと気づかないうちに通り過ぎる。
以下、沢名は「越後の山旅」に従う。地形図に218の表示があり、南側で中の俣川と西俣川が出合い、そこから250m北で西から流入する沢が「イズクチ沢」と表記されている。エブリサシがよく見える所で、道はここで大高巻きする。05:51杉の植林地を過ぎるとブナ林が良くなってくる。
いくつかポイントが打たれているのは、十貫平かもと思って打った物だ。ホンモノの十貫平は地形図に245と表示がある、西俣川とスノ沢の出合南側に広がるブナ林だ。スケールの大きい所で、何枚か写真を撮ったが本当の規模は伝わらない。最後南側のタキブ沢で振り返る写真を載せた。このような静かな所で、人は穏やかな顔になるのか、動物的な顔になるのかと思い自分の写真も撮った。後で見ると、これからの行程の長さに緊張した顔だった。
その先ゼカイ沢までは距離の割に時間がかかった。ゼカイ沢の出合は美しい所で沢心のない自分も足を止めて写真を撮った。ここで茨城からの釣り人3人とスライドした。その人達から大熊小屋まで時間がかかったと聞いたのでまじめに歩いた。ゼカイ沢以南、コツブリ沢の橋までの道は今までよりへつり気味だった。コツブリ沢の橋を渡ると森の中に小屋の青い屋根が見えた。ドアを開け、黒い板の間に腰を下ろしパンとリンゴとスポーツドリンクを採った。土間には囲炉裏が切ってあり、これぞ越後の山小屋という感じの風格のある造りだった。
小屋先の水場で水1.5Lを補充し、頭のタオルを濡らして出た。大熊平は、十貫平を超えるようなブナ林が広がり、法の及ばない場所にいると実感した。大熊平の端をへつるようにして降りると大熊沢の一本吊り橋があった。端を渡ると地形図の一本西の尾根にトラバースする道になり、480mで尾根に乗った。
アップダウンのない素直な登りだが、4時間20分歩いた後なのでペースが遅くなった。また762ピークを過ぎた辺りから、下着と股が擦れる感覚を感じるようになった。先週のダイグラでも多少出たので、なんとかなるだろうと思って歩き続けた。890mの一杯清水はそれと知らず通り過ぎた。多分枯れていたと思う。11:22粟さん達とスライドしたのは、この少し上だと思う。ガスが時折晴れ、人形の峰との間に大熊沢が見える。左の股は段々痛くなり、山行に支障が生じるようになったため、カリヤス平で下着を脱いで、直にパンツを履いた。そうするとかなり楽になった。ここまで雪が全くなかったけど前方ガスが取れ、新六の池の残雪が見えたときは嬉しかった。右手から融雪水1.5Lを補充した。その先も夏道が出てピッケルを抜くことはなかった。斜度が緩み前方に標柱、右手に小屋が見えた。山頂までゆっくり登った。山頂北斜面にマルバシモツケが一杯咲いていた。あとは端境期だった。
北は長者平まで気持ちよさそうな平原が広がっていた。南はガスの間から大石山の斜面が見えた。歩き出すと痛みを感じた。股ずれは左から右、臀部へと広がっていた。長者平の地糖は気持ちよい所で通り過ぎるのが惜しかった。前エブリサシの木の上に動物が動くのが見えたので、ストックを打ち鳴らすと東から西にガサガサという音がして猿が2匹出てきた。前エブリサシから千本峰への下りは、消耗して視野が狭くなり危ない時間帯だった。千本峰手前でブナ林がきれいな尾根となり、風通りも良く、少し回復した。雨量観測所脇に残雪が少しあったが寄らずに過ぎた。右手に青々とした枯れ松山や西俣の峰を見ながら降りた。胎内と小国の距離的近さを感じた。カモス頭に着いたときは標識を見落とす位消耗していた。631mまではマイルドな下り、その先の急下りではとにかく事故らないよう下った。尾根を外れ、やがて斜度が緩むと唐突に橋が現れた。これを渡りぐちゃぐちゃした所を過ぎ、本流の曲がる所を高巻き、枯松山から北西に伸びる尾根に乗ると道が落ち着いた。次の橋を渡ると林道終点で車が一台あった。この先は長かった。痛みで背中を丸めながら歩いたが、彫刻の森のゲートから舗装道路になった。この前か後か忘れたが、ダムまで2㎞位の所で、右手斜面から大型獣の気配がしたので、ストックを打ち鳴らしながら「ほういほうい」と声を出し、その間に熊スプレーを出した。不思議とここからダムまでは痛みが消えた。なんとかランプを点けずにダムに戻れた。 2009.07.07桃パパ
4.感想
股ずれは、ばかにできない。権内尾根のブナ林がきれいだった。
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